

にんじんを細切りにし、
ビニール袋に入れて、
藻塩と昆布を漬け込んでいる昆布酢を入れて、
ビニール袋の空気を抜くように閉じて、
冷蔵庫で保存する作り置きの惣菜の一つです。
かつて、にんじんは糖質が多い!と、
あたふたしていた時もありました。
にんじんの糖質量は
1/2本(60g)を一度に食べたとして約4g。
この数字を
多い!!大変!!避けるべき!!と思うか否かは
糖質制限の目的や本人次第です。
私は、
にんじん半分食べても糖質量5g程度なら、
にんじん半分食べて得られるβカロテン量を優先したいです。
にんじんのβカロテン量は
1/2本(60g)に約5000μg。
ビタミンAの推奨量(レチノール当量)に換算すると、
1/2本(60g)に約450μgRE。
厚生労働省がいうところの
成人男性の
ビタミンAの推奨量(レチノール当量)が
850〜900μgRE。
成人女性の
ビタミンAの推奨量(レチノール当量)が
650〜700μgRE。
なので、にんじん1/2本、食べると、
ビタミンAの推奨量(レチノール当量)の
約半分、確保できるかできないか、という量です。
一度、自分が食べている食事を全て栄養計算し、
過不足を見てみたことがありますが、
いつも足りない栄養素の一つが、ビタミンAでした。
レバー、あん肝、うなぎ、銀ダラ、ホタルイカ、穴子などに豊富です。
いずれも、そう頻繁に食べるものではありません、、。
それに比べて緑黄色野菜は
モロヘイヤ、ほうれん草、にんじん、春菊、豆苗、大根の葉っぱ、
おかひじき、小松菜、つるむらさき、菜の花、せり、ニラなど、
年間を通して手軽に安価でスーパーで手に入るものが多いので、
こちらを積極的に活用したいものです。
ちなみに、野菜に含まれるのはβカロテンで、
体内でビタミンA様物質に変わり、ビタミンAと同じ働きをします。
βカロテンは、油と一緒にとると吸収率がアップするので、
魚や肉、卵など、タンパク質の食品と一緒にとるか、
良質なオリーブ油や亜麻仁油などを回しかけるなどがオススメです。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を作り、健康に保つのに欠かせません。
目のうるおい不足、
肌のかさつき、
風邪をひきやすい、
下痢しやすい、
腸内環境が良くないようだなどが気になるときは、
粘膜の栄養不足に注意です。
そのほか、
ビタミンAの不足は、がんのリスクを高め、
逆に、十分なビタミンAが発がんを抑制することがわかっています。
糖質が気になる方は、
ジュースなど液体ではなく、
噛んで食べるという、ゆっくり体内に入って消化される自然な食べ方がオススメです。
目先の細かな糖質量ばかりにこだわって、
全体を見失わないようにしたいと心がけています。
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