管理栄養士のローカーボ・キッチン

『ためしてガッテン』を整理する(2)


先日、
NHKで放送された
『ためしてガッテン
追跡!糖質制限ダイエットの落とし穴』
の中で、
糖質制限食が血管障害を引き起こす
という問題が提起されました。

糖質制限の何が血管障害を引き起こす可能性があるのか。

血管障害を引き起こすリスクとして知られているのが
食後高血糖です。

血糖値を上げる栄養素は糖質です。

食後高血糖を引き起こさないためには、
カロリーではなく、
糖質の摂取量を減らすしか方法がありません。

どのくらいの糖質量が、
血管障害を引き起こすほどの
食後の血糖値を上げるのかは、
個人差が大きいと思います。

少なくとも、糖尿病の方は、
お茶碗に軽く1膳の
たった100gのごはんでも、
食後血糖値は200mg/dlを超える方が多いと思われます。

我が家の糖尿人も、まさに、そうです。

クリニックの患者さんの中には、
糖尿病の診断されなくても
(空腹時血糖値は正常範囲。HbA1cも正常範囲)の方でも、
75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)の結果、
食後1時間〜2時間にかけて、
血糖値が200mg/dlを超え、
機能性低血糖と診断される方が大勢おられます。

そういう意味では、
血糖に関する検査は、
空腹時での検査より、
普通に主食(糖質)を食べて検査する方が、
早くに高血糖(糖尿病)の傾向がわかり、
予防医学としては有効かと考えます。


血管を傷つけるリスクファクターとなる高血糖は、
糖質制限によって防げます。
糖質制限によってしか防げないとも言えます。

ケトン体についての安全性の議論は、
医師の間でも続いていますが、
『ケトン体が人類を救う』(光文社新書)
にあるように、
そもそも人類は、
血糖ではなく、
ケトン体をメインエンジンとして
生きてきた(進化して今日に至っている)という
事実とともに、
その安全性が証明されています。


ならば、
高血糖以外に、
血管を傷つけるリスクファクターとなるものは何か。

一般的には、
1 肥満
2 高血圧
3 脂質代謝異常症
(高トリグリセリド血症、高LDL、低HDL)
そして
4 過酸化脂質
5 活性酸素
(食品添加物、過度な飲酒、ストレス、喫煙、大気汚染など)

などが挙げられています。

1〜3は、メタボリックシンドロームにも通じますが、
1の肥満の解消には
糖質制限が有効であることが多くの論文で証明されています。

2の高血圧は、減塩しても肥満がある限り、解消されません。
ならば、肥満がある場合、
肥満解消には1と同様、糖質制限が有効です。

3のうち高トリグリセリド血症は、
高血圧や糖尿病に関連します。
同じ脂質異常症でも、
高トリグリセリド血症は糖質、アルコールの摂り過ぎ、
高コレステロール血症は過多の脂肪摂取が原因です。

とすると、
3のうち高トリグリセリド血症は、
糖質制限が有効であることがわかります。

糖質制限という
高血糖を起こさない=インスリンを追加分泌しない
時間をつくることで、
血管を傷つけるどころか、
血管を傷つけるリスクファクターのうち、

1 肥満
2 高血圧
3 脂質代謝異常症
(高トリグリセリド血症)

が解決できます。

3のうち、コレステロールは、
酸化=悪玉にさせないアプローチが必要です。
そういう意味では、
4の過酸化脂質を防ぐ対策が重要です。

どんな食事が過酸化脂質=体の酸化(さび)を増やすのか。

まずは、酸化した油です。
サラダ油(多価不飽和脂肪酸のうちオメガ6)全般と
考えていいと思います。
そのほか、加工品としては、
1)植物油のドレッシング
2)植物油で漬けられたツナ、いわしなどの缶詰
3)植物油で揚げられた油揚げ、厚揚げなど
そして、
4)市販の惣菜、揚げ物など、
高熱にさらしたサラダ油(多価不飽和脂肪酸のうちオメガ6)が、
さらに時間がたったものなどもさけたほうが無難です。


5 活性酸素
(食品添加物、過度な飲酒、ストレス、喫煙、大気汚染など)
こちらに関しては
「飽和脂肪酸は悪くない」
http://lowcarbkitchen.blog.fc2.com/blog-entry-408.html
を参考にしていただけたらと思いますが、
よくない脂質をいかに体内に入れないか、が重要です。

それをふまえ、
活性酸素(フリーラジカル)を除去し、
過酸化脂質=体の酸化(さび)を減らす食事を
毎食、積極的に取り入れていくことが、
糖質制限をしながら、
血管を傷つけないためには重要と言えます。

活性酸素(フリーラジカル)を除去し、
過酸化脂質=体の酸化(さび)を減らす栄養は、
ビタミンA、C、E
そして
動植物の色素成分、カロテノイドです。

これらの栄養素は、
赤身肉、レバー、うなぎ、魚介全般、
ゴマ、アーモンド、くるみなどの種実類、
緑黄色野菜、海藻から摂取できます。
きのこ類も活性酸素を除去し、免疫アップにも役立ちます。
ビタミンCは、
とれたて新鮮野菜や柑橘系果物に豊富ですが、
手間や果物の防カビ剤、果糖のことを考えると、
ビタミンCは、
サプリメントを使っても手軽で安価かと考えます。


血管を傷つけるリスクファクターとなる高血糖は、
主食を抜くなど糖質を減らすという
シンプルな方法で実現できます。

主食を抜く結果、
おかずをしっかり食べる際には、
サラダ油やトランス脂肪酸など酸化油脂まみれの
おかずや糖質オフ食品ばかりを活用するとしたら、
また、
肉や卵、乳製品など
糖質は少ないものの、
タンパク質と脂質にかたより、
緑黄色野菜や海藻、きのこなど
食物繊維系の食品が不足するとしたら、
活性酸素が増え、
除去力が減り、
結果、
血管が傷つくことになりかねません。

腸内環境を整える発酵食品、
魚介から摂取できるオメガ3系脂肪酸やビタミンD、
海藻と大豆製品に豊富なミネラルなど、
糖質を制限することだけでなく、
食品添加物や酸化油脂を極力入れない、など、
摂取する栄養を総合的に考えて組み合わせてこそ、
糖質制限食の目的、
健康のための
安心、安全な食生活が完成すのではないかと考えます。

最後に、
手前味噌になりますが、
『食べ方だけで不調をなくす』(宝島社)
では、とくに、
このような、
何をどう食べるかの実践方法を盛り込みました。
皆様の安心、安全な糖質制限の実践に
本著をお役立て頂けましたら幸いです。

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『ためしてガッテン』を整理する

先日、
NHKで放送された
『ためしてガッテン
追跡!糖質制限ダイエットの落とし穴』
の内容に関して、
いくつかご質問を頂きましたので、
本日は放映された内容をふまえ、
糖質制限について、
整理しておきたいと思います。


加工食品に頼ることが多い現代人は、
糖質=主食だけではなく、
缶コーヒーやペットボトルの紅茶、
カフェのラテ類、清涼飲料水やスポーツ飲料、
野菜ジュース、果物ジュースなど飲料からの摂取をはじめ、
調味料の甘み(砂糖や果糖ブドウ糖溶液)、
フライの衣、
惣菜のとろみ、
そしてハレの日のものではなくなった菓子の常食など、
糖質を摂りすぎやすい環境にあります。

イギリスやアメリカでは
砂糖は、
アルコールやタバコ同様に健康に有害であるとして
『砂糖税』なるものが導入され、
日本でも検討されているようです。


糖質を制限すると痩せるメカニズムは、
血糖を上げない間は、
人体は体脂肪をエネルギー源にするため、
効率的に体脂肪を減らせます。


そもそも血糖を上げるということは、
食後高血糖の弊害として、
国内外でさまざまな健康リスクが指摘されています。

「グルコースおよびインスリン値の定期的な上昇は、糖尿病、環状動脈疾患、がん、老化など多くの点で健康に有害であることが強く指摘されている」※1
・食後高血糖および負荷後高血糖は大血管疾患の独立した危険因子である
・食後高血糖は酸化ストレス,炎症,および内皮機能不全を引き起こす
・食後高血糖は癌発症リスク上昇と関連する
・食後高血糖は高齢2型糖尿病患者の認知機能障害と関連する
・食後高血糖は心筋血液量および心筋血流の減少と関連する
など※2
※1「ヒューマン・ニュートリション第10版 基礎・食事・臨床」(医歯薬出版株式会社)
※2「食後血糖値の管理に関するガイドライン」より


それなのに、
番組では、
糖質制限食が血管障害を引き起こす理由があるとして、
問題とされました。


糖質制限で血管障害が起きるのか?

そもそも、先に見ていただいたように、
高血糖とそれによる酸化ストレスが、
血管内皮をリアルタイムに傷つける原因です。

糖尿病の三大合併症にみられる
失明、透析、足の切断など毛細血管だけでなく、
大血管疾患の独立した危険因子であることは
世界的にも認められています。

つまり、
糖質を制限して高血糖と酸化ストレスを防ぐことは、
血管障害を引き起こすどころか、
真逆で、
血糖という観点からすると、
血管障害を起こさないための、
重要なかつ唯一の(投薬に頼らない)戦略であると言えます。


それでも、
糖質制限で血管障害が起きるとしたら、

糖質を制限できずに(糖質を制限させずに)
中途半端に糖質を食べて血糖を上げてしまうか、


おかずの食べ方に問題があるか、

ではないかと考えます。


1の場合、
糖質をある程度とったほうがいいというのは、
1)それでもやっぱり食べたいという嗜好の側面
2)それでもやっぱり食べて欲しいという経済の側面
3)ケトン体が危険だからという医学的な側面
によって、
そうなるものと考えられます。

1)の場合、
食べたいなら、食べるしかないです。
ダイエット期間中だから我慢するのか、できないかは、
個人の価値観の問題です。
ダイエットだけでなく、
目標を決めたら、ある程度の我慢はつきものです。
例えば、
行きたい高校や大学に行くために勉強する。
旅行に行きたいから貯金する。
肝機能の数値が悪くなってきたら飲酒を控える。
など、
目標が決まったら、
その実現のために、
多かれ少なかれ、皆、
何かを我慢して、辛い現実を受け入れます。
しかし多くは、期間限定です。

それでもやっぱり
ごはんやパン、ラーメン、お菓子も食べたい、
我慢できない、食べる〜〜という場合は、
血糖は上がってしまい、
ダイエット(体脂肪の燃焼)はお休み、
ということになります。

糖質制限を実践できるかできないか、
個人の意思の問題は、
糖質制限の理論を批判する材料にはなりません。


次に、
2)それでもやっぱり食べて欲しいという経済の側面
の場合、
ここは専門外なので明言は避けますが、
企業にとっては、
お金儲けは宿命とも言えます。
しかし、
何を買うのか、買わないのかは、
個々人の生活者が
自身の価値観に基づいて、
その都度、決めればいいと思います。


そして、
3)ケトン体が危険だからという医学的な側面
これは
宗田晢男医師の
『ケトン体が人類を救う』(光文社新書)
この名著に、
危険ではなく
その安全性が書かれています。

宗田医師は、産婦人科の医師で、
日々、妊婦さんに接しているなかで、
糖尿病に苦しんでおられる妊婦さんと
そのお腹の赤ちゃんを救いたい、
という切実な思いから、
糖質制限理論と
ケトン体の事実を突き止め、
『ケトン体が人類を救う』を
書こう、書かなければ、思われたのだそうです。

胎盤のケトン体は成人基準値の約30倍であること、
新生児のケトン体は成人基準値の3~数倍であること、
つまり、
糖尿病の方であろうと、
胎児、新生児、
つまりインスリン作用が保たれている人類にとって、
ケトン体は極めて安全な物質で
ケトン体こそ、
人類の本来の主要なエネルギー源であるということ
(いかに糖質摂取=血糖上昇=インスリン分泌という
エネルギー代謝が、人体にとって不自然=病的か、、)
が書かれています。



まとめ

血管を傷つけないためには、
糖質制限による食後高血糖を防ぐことこそ、
重要な欠かせない戦略のひとつである。

ある程度の糖質を食べたほうがいいという理由が、
ケトン体を発生させないことが目的であれば、
それは不要である。

糖質制限によるケトン体は、
インスリン作用が保たれている人類にとって、
安全な物質(エネルギー源)だからである。

となります。

それでもお菓子が食べたいという個人の価値観
それでも小麦を食べて欲しいという企業の思惑
などは、
糖質制限が血管を傷つけるかどうかとは、
別のステージの話となります。


糖質制限で血管障害が起きるとしたら、

おかずの食べ方に問題があるか、

次回、このはなしをまとめます。

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飽和脂肪酸は悪くない

IMG_1901.jpg

先日、梅雨の晴れ間に、
高尾山へ、トレッキングへ出かけました。
今回は家族と一緒だったので、
往復2時間ほどの軽い歩きでしたが、
たくさん汗をかきながら、
美しい木々の緑と、香り、
そして、時折吹く風に暑さを癒されながら、
筋肉もしっかり使ってきました。

IMG_1905.jpg

IMG_1902.jpg

頂上では、
持参した朝ごはんをいただきました。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、
内容は、
ブロッコリーのボイル4房
ゆで卵2個
(味付けは、持参した藻塩をふりかけて)
自家製きゅうりのぬか漬け1本分
(1人分)
以上です。

周りの方々をみていると、
おにぎり、サンドイッチ、
バナナ、りんごなどが目に付きます。
持参したお湯を注いでカップラーメン麺という方も!

我が家の糖尿人は、
下山後、
高尾名物
とろろそばを
(グルコバイ、グルファストを服用しながら)
ズルズルっと、
美味しそうに完食しておりました、、。

わたしは
せっかく筋肉を使って、
体脂肪が燃焼しているであろうときに、
とてもそば(糖質)を食べる気にはなれず、
板わさ(わさび漬け付き)と山菜をつまみに、
焼酎の冷たいそば茶割りを2杯のみました。

数時間の登山で、
体脂肪を普通に蓄えているなら、
あえて糖質から
血糖値をあげてインスリンを追加分泌するという
エネルギー手段を使わなくても、
体脂肪の燃焼=ケトン体で、
エネルギーはまかなえるかと考えます。

エネルギー不足が心配な方は、
ココナッツオイル(中鎖脂肪酸)から
エネルギーを得るのも手です。
中鎖脂肪酸は、
小腸ですぐに吸収されたのち肝臓へ運ばれ、
速やかにエネルギー源となるのが特徴です。

ココナッツオイルは
話題になってずいぶん経ち、
著書もたくさんありますが、
中でも、わたしは、
『ココナッツオイル健康法』(WAVE出版)
ブルース・ファイフ著
が、
なんども読み返す本のひとつです。

なぜ、飽和脂肪酸が悪者となったのか。

アメリカの大豆を扱う協会と、
その傀儡となった
(とはいっても、
あくまで善意的で、
しかし結果的に勘違いな)
栄養医学(科学)の専門家たちの組織によって、
科学的事実が、
間違ってマーケティングされていってしまう、
『政』のはなしも、
興味深く書かれています。

その他の
脂質栄養の専門家の著書なども照らし合わ、
どんな油脂が良いのか良くないのかを総合的に考えると、

もっとも避けたいのは

トランス脂肪酸
水素添加という
テクノロジーの産物ともいえる、
人体にとっての異物。
ショートニング、マーガリンとして、
食パン、菓子パン、焼き菓子、スナック菓子に使われるほか、
ファーストフードや外食の揚油として使用されている。


オメガ6系=植物油(多価不飽和脂肪酸のうちリノール酸)
石油系溶剤を使って抽出された
精製、漂白、防臭加工された植物油。
市販されている、いわゆる『サラダ油』全般。
外食や惣菜の調理油としても使用される。


外食や中食の炒め物や揚げ物惣菜
『サラダ油』を繰り返し、継ぎ足し、
真っ黒になるまで使っているとしたら、
どれだけ、酸化しているか、、。

多価不飽和脂肪酸というと、
その昔は、
植物油だからヘルシーというイメージ(戦略!?)のもと、
多く使われてきましたが、
間違いです。

液体の植物油は、
非常に酸化されやすいという問題点が指摘されています。

工場で、
しぼられた直後から、
酸素、熱、光にさらされ、酸化がはじまります。
トラックでゆられ、
店頭に並べられ、
食卓で使われるまでの間も、
どんどん、酸化が進みます。
炒める、揚げるなど、
高温調理によって、さらに酸化します。
そのようなおかずを一晩おいて、
次の日の昼食のおかずにする、
などすると、
その間にも酸化はすすみます。


酸化した油を取り入れない、ということは、
活性酸素(フリーラジカル)対策の
もっとも重要な戦略のひとつです。

活性酸素は、
がんや老化など多くの生活習慣病や
自己免疫疾患など現代病の発生にも関係が指摘されています。

活性酸素を発生させる原因は、
まずは呼吸。
これは生きている限り、避けられません。
その他、
紫外線、排気ガス、タバコ、電磁波、農薬、ストレスなど、
発生源はたくさんあります。
できるだけ、自己防衛していくのが良いのですが、
その中でも、
サラダ油の使用をやめる、
炒め物、揚げ物惣菜の使用を控える、
スナック菓子、焼き菓子、食パン、菓子パンなどを
できるだけ食べない、
など、
日常の食事から、
酸化した油を体に取り入れないことは、
比較的、手軽な自己防衛手段といえます。


比較的酸化しにくオレイン酸が豊富な
オリーブ油でさえ、
高温にさらされれば、
酸化はします。

よって、
家庭で使うなら

◎ 飽和脂肪酸
酸化の心配がありません。
ココナッツオイル、ラード、バターを加熱料理に。

◎ オメガ9
オリーブ油を生食で。
  
◎ オメガ3
アマニ油を生食で。
酸化による炎症を防ぐはたらきがあります。

などが無難でしょうか。

我が家では、
飽和脂肪酸は、
毎日、ココナッツオイルを大さじ2〜3、
飲み物に入れて飲むことと、
たまにバター炒めをする程度から摂取しています。
ナチュラルチーズや無糖ヨーグルトも適宜、食べていますので、
こちらからも摂取できていると思います。

そのほか、
できるだけ、食材は、
蒸す、ゆでる、
漬け込んだものをグリルで焼く、
という調理法で、
食べるときに、
コクとして
良いオリーブ油かアマニ油をまわしかけます。

とにかく、
避けるべきは、
多価不飽和脂肪酸のうち、
オメガ6のうちリノール酸(液体になった植物油)。
それが使われた揚げ物や惣菜の常食。

トランス脂肪酸が使われた
食パン、菓子パン、焼き菓子など小麦製品や
ファーストフードの揚げ物。
でしょうか。


こうやってみると、
いかに、
食パンにマーガリン、
揚げパンに牛乳など、
そこに、
サラダ油で炒めたり、揚げられたおかず
という
第二次世界大戦後、始まった
アメリカの余剰小麦戦略とも言われている
一般的な学校給食が問題であるかが、
わかります、、。
学校給食についてはこちらの書籍に詳しくあります。
『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』
鈴木猛夫著


活性酸素対策としては、
日々、積極的に取り入れたいのが、
抗酸化食品です。

ココナッツオイル、アボカド、発酵食品、卵(黄身)
緑黄色野菜、鮭、いくら、
アーモンドなどの種実類、海藻など

できるだけ、
農薬や抗生物質にさらされていない、
良い食材を選ぶのがおすすめです。

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栄養の消化、吸収

第40回日米大学野球選手権大会
第5戦が昨夜、静岡で行われ、
侍ジャパンがサヨナラ勝ちしました〜〜!!
見たかったな〜〜!!

3戦目の
神宮球場へは、
侍ジャパンユニホーム付きチケットを購入し、
応援に行きました。

みな子どものころから野球が好きで、野球を続け、
そのなかで、
才能があって、努力して、
そして結果を出せるというのは、
ごくごく一部の方でしょうから、
そのような選手が
一生懸命プレーしている姿を見ていると、
感動で胸がいっぱいになります、、。

それにしても、
夏の神宮球場ナイター戦、
都内の穴場ビアガーデンかもしれませんよ!
外野自由席だと入場券1300円で入れて、
野球を見ながら、
『東京音頭』や『夏祭り』など
ツバメ軍団の応援ソングも聞け、
毎試合、打ち上げられる花火も見ながらの、
ビール、ハイボール、焼酎、ワインに
枝豆、煮込み、ソーセージ、串カツなどなど、
おつまみもそこそこ充実していますよ。

ちなみに我が家では
市販のおつまみの『質』が気になるので、
枝豆は自分でゆでて、
ヨーグルトとカレー粉に漬け込んだ鶏肉
(タンドリーチキン)を食べやすくカットして串にさして、
ゆでたたこの足も食べやすくカットして串にさして、
など、
持参します。


さて、本題に入ります。

栄養の消化と吸収について考えていきたいと思います。

消化管はからだの中にありますが、
口から肛門まで繋がった1本の管として、
皮膚と同じ、
外界に直接、接しています。

ヒトは、一生涯に30〜40トンの食事を
摂取するとも言われていますが、
その中には、たくさんの薬物、毒素、微生物などが
含まれており、
消化管は、常に過酷な環境下におかれています。


『小麦は食べるな!』
ウイリアム・デイビス(著)、白澤卓二(翻訳)
でも話題になりましたが、
普段、私たちが口にする食べ物のなかで、
腸壁を荒らし、
腸粘膜を穴だらけのような状態にしてしまう原因として
問題視されているのが
アメリカの輸入小麦粉です。
品種改良された血糖を上げやすい中毒性のある糖質、
小麦グルテンや
ポストハーベスト(農薬)の弊害を
ダイレクトに受けてしまいます。

栄養の消化吸収に問題を感じる方は、
まずは小麦製品をやめてみるのはよいかもしれません。
糖質制限食で、
痩せるだけでなく、
体調がよくなったと言う方の中には、
糖質制限食の結果、
必然的に小麦製品を食べない期間が続くことで、
グルテンによる弊害から免れることができたことも
要因としてあるのかもしれません。

グルテン不耐症は、
テニスプレーヤーの
ジョコビッチさんの著書
「ジョコビッチの生まれ変わる食事」
でも話題になりました。

腸内環境によくない小麦製品をやめてみることに加え、
できるだけ、市販の加工品を控え、
食品添加物や酸化精製油脂など
不自然な食品を取り入れないことも大切であると考えます。

その上で、
食べ物の消化が難しいと感じる方は、
消化酵素のサプリメントを
上手に活用するのもオススメです。

そして乳酸菌のサプリメントも一緒に入れてあげると、
さらに、手軽かもしれません。

サプリメントは、質、が重要ですが、
栄養療法を行う医療機関や医師が勧められるものは、
安心だと思います。
こちらで医療機関を検索できます。
「オーソモレキュラー.jp」
http://www.orthomolecular.jp/clinic/

わたしも、
乳酸菌のサプリは、
勤務するクリニックで扱っている
クレア・ラボ・ジャパンのものを使っています。

それに加え、
自家製のぬか漬け、
無糖ヨーグルトに砂糖不使用の麹甘酒を入れて、
肉は麹漬けに、
納豆にねぎ、アマニ油を入れてなど、
発酵食品を意識して、食べるようにしています。

そこに
プレバイオティクス、
善玉菌のエサとなる
食物繊維を毎食、たっぷり心がけます。

野菜だけでなく、
海藻、きのこ、こんにゃくなど組みわせて。

食事からうまくいかない方は、
消化酵素、乳酸菌は
サプリメントを使ってみるのも手です。

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賢く食べて、楽に痩せる。

「クロワッサン」(マガジンハウス)
2016年 7/25号
[賢く食べて、楽に痩せる。]
鍵は、糖質とタンパク質の摂り方


巻頭の
ダイエット体験ページを監修させて頂きました。

ダイエットに挑戦されたのは
作家の
山口恵似子さん
2013年に『月下上海』で
松本清張賞を受賞。

作り置きのおかずと、
(とうがんとしいたけのゼリー寄せは
 我が家でも定番作り置きおかずになりました)
飲みすぎない晩酌を上手に組み合わせ、
サイズダウンに成功されました。


以下、コンテンツです。

体験者・山口恵以子さん たんぱく質と食物繊維を味方にすれば痩せられる!
食事制限で痩せないときは、ビタミンB群不足の疑いが。
伊達友美さんに聞く、糖質とのつきあい方 糖質全般の制限ではなく、小麦粉を2週間やめてみる。
モリモリ食べても安心、高たんぱく低糖質レシピ。
痩せない原因は栄養不足! 読者の食事記録を総点検。
北里大学北里研究所病院に学ぶ ゆるやかな糖質制限で、目指すのは「ロカボ」生活。
1日2合ごはんを食べて痩せる! 10日間レポート。
肉・卵・チーズがメインの食事で本当に痩せられる?
甘いものを賢く摂るなら、朝の甘酒・夜のハチミツ。
特別付録 美味しいのは当たり前に 進化したスーパー糖質制限食品。

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暑い夏の麺料理

あっという間に今年も半年がすぎました。
7月ですね。
そしてすでに、各地で夏日が続いています、、。

東京も、一昨日、昨日と、
ものすごい蒸し暑さに、
仕事帰り、
飲みに行く気にもならず、
早くお風呂に入りたい一心で直帰の日々。
今年に入り、順調に、酒量を減らせております。
今年の目標は、
肝臓をキレイ!筋肉をつける!
でしたので、
酒量を減らすことに加え、
クリニック勤務の際は定期的に
グルタチオン点滴を行っています。
あわせて、
ヨガで汗をかく時間も定期的に確保しています。

こころもからだも自分でバランスがとれるよう、
栄養も、科学と情緒のバランスがとれるよう、
続けていきたいと思います。


さて、そんな暑くなる季節、
食べたくなるのが
そうめん、冷麦、ざるそば、冷やしうどんなどなど、
冷たい、つるつるっと喉ごしのよい
麺料理ではないでしょうか。

めんは、いずれも、
その栄養成分の大半が
糖質となります。

しかし、最近は、
スーパーやコンビニの棚に、
「糖質ゼロ麺」(紀文)や
細いこんにゃくでできた
こんにゃく麺などが並んでいますね。

糖質制限理論を知り、
これは日本の栄養学にも広めなければと
孤軍奮闘していた10年前には考えられない光景です。

紀文さんの
「糖質ゼロ麺」は主原料がおからとこんにゃく。
こんにゃく麺やしらたきは、そのもの、
原料はこんにゃくなので、
これらの麺を代用すると、
糖質、カロリー共にオフできて、
食物繊維が確保できます。

だからと言って、
糖質オフの麺しか食べないような食事は、
糖質たっぷりのそうめんやざるそばだけで済ます食事、
つまり、
おかず(タンパク質、脂質)=必須栄養素が
確保できない食事と同じということになります。

糖質制限できても、
必須栄養素である
タンパク質、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなど、
栄養まで不足しては、
健康は維持できません。

糖質を制限することだけが目的ではなく、
糖質制限食は、
ヒトの健康食を実践するための
手段のひとつであると考えます。

糖質だけではない、
ヒトの栄養を総合的にみることが大切です。

糖質ゼロ麺やこんにゃ麺には、
かいわれ大根やブロッコリースプラウトなどの手軽な発芽野菜や
きゅうり、レタス、セロリの千切りなどの夏野菜、
がごめ昆布や戻したわかめ、もずくやめかぶ、焼き海苔などの海藻類、
きのこなど、
手軽な食物繊維をプラスすることで
食感のアクセントも楽しめます。

そこに、
豚の赤身うすぎり肉のしゃぶしゃぶや
鶏ささみやむね肉の蒸し鶏、
ほたてやたこのボイルやしらすのボイルなどの魚介類、
そして
温泉卵やゆで卵など
タンパク質系の食品をトッピングすると、
食物繊維もタンパク質も、
結果的に、ビタミンもミネラルも確保できます。

タンパク質のおかずが肉になりやすいときは、
食べる直前に、
「アマニ油」など
オメガ3の油をまわしかけるのもオススメです。

酢や梅干しなどの酸味のある味わい、
すりごまやねりごまなどのコクのある味わい、
唐辛子やしょうが、柚子胡椒、わさびなどの香辛料を組み合わせ、
毎日、おいしく栄養摂取しながら、
元気に、夏を迎えたいものですね。

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