管理栄養士のローカーボ・キッチン

大豆製品とイソフラボン

大豆製品と大豆イソフラボンの過剰摂取について
ご質問をいただきました。


糖質制限食=おかずでおなかいっぱい食を続ける上で、
大豆製品は、
調理の手間がなく、
食べやすい味覚でもありますね。

お豆腐はこれからの季節、
湯豆腐や鍋でも大活躍です。

納豆にはアマニ油を入れて、
納豆キナーゼで血栓をこわし、
アマニ油で血栓を流すうえでは、
夕食時や就寝前の間食などに食べておくのも、
就寝中にできやすい血栓対策に効果的です。

無調整豆乳は、
牛乳の質が気になる方、
また、アレルギー予防、改善の観点から
牛乳(カゼイン)を控えている方にとって、
ソイラテやココアなどを作るのにも適していますし、
豆乳チャウダーなども
これからの季節は暖かいスープメニューでも楽しめますね。

冷凍の枝豆は、おやつやおつまみに、
蒸し大豆は、サラダやスープの具に、
手間なく、おいしく使えます。

高野豆腐は乾物なので買い置きに便利です。
高野豆腐は、大豆製品の中でも
大豆サポニンを多く含みます。
大豆サポニンは、
体内で日々発生する過酸化脂質の増加を抑制し、
結果、
老化やガン化防止に役立ちます。
そのほか、脂肪の代謝を促し、
肥満を予防する効果や
肝機能の障害を改善する効果も報告されています。

大豆製品、食べ過ぎる結果、
大豆イソフラボンの過剰摂取とその危険性について
話題になったことがありますが、
通常の範囲内の摂取であれば、
副作用について心配はないということが現在の結論のようです。

とくに40代になり閉経に向かう女性や
閉経後の女性にとっては、
大豆製品は強い味方となりそうです。

大豆イソフラボンは
女性ホルモンのエスロゲンにに似た構造をもち、
体内で女性ホルモンと似た作用を得られます。

また、大豆イソフラボンは、
エストロゲンとプロゲステロンのバランスを保つ
はたらきもあることがわかってきています。

さらに大豆イソフラボンと運動(週3回)によって、
閉経後の女性の骨粗鬆症予防の効果も報告されています。

独立行政法人 国立健康・栄養研究所によると、
大豆イソフラボンの摂取量の目安として、
中高年女性の場合、
1日40〜100mgとされています。

同じく、独立行政法人 国立健康・栄養研究所によると、
大豆製品に含まれるイソフラボンの量は

納豆 1パック(40g)  50mg
豆腐 1/2丁(100g)  50mg
豆乳 1カップ(200ml)  45〜65mg
きなこ 大さじ1強(20g) 50g

となっています。

日によっては、100mgは超えそうですね。

気になる場合、
女性ホルモンのレベルは血液検査でわかりますよ。

ちなみに、わたしは、4年ほど前、体調を崩し、
年頃でもあったため、
勤務先で血液検査をしたところ、
副腎で産生されるホルモンの一種で、
エストロゲンの前躯体となる血中のDHEA-Sや
性ホルモンの値が低かったので、勤務する
ひめのともみクリニックで、
それらのメディカルサプリメントを活用したところ、
2ヶ月後の血液検査ではいずれも数値が戻り、
体調も戻り、
それ以降、それらのサプリメントはやめて、
大豆製品を日々、意識して食べることと、
酒量とストレスを減らすようにも心がけ、
ジムでの筋トレを経由して、
現在はヨガになっておりますが、
定期的に筋トレやストレッチなど運動を続けています。

血液検査(生化学情報)は、
ひとりひとりの栄養状態と、
必要な栄養素と、その量を解析する上で役立ちます。

解析できる医療機関と、
医師、コメディカルがいる全国の医療機関は、
こちらから検索できます。

「オーソモレキュラー.jp」
http://www.orthomolecular.jp/clinic/

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もやし

ご無沙汰しております。

9月11日(日)
「女性の未来は食事で変わる!」と題して、
一般社団法人オーソモレキュラー.jp主催の
一般講演会が福岡で開催され、大柳は、
糖質コントロール食について
おはなしさせていただきました。

古賀文敏ウイメンズクリニック院長
古賀文敏先生より
「妊娠のための栄養療法」についてのお話をいただきました。

新宿溝口クリニック院長
溝口徹先生と
新宿溝口クリニック栄養カウンセラー
定真理子先生からも、
女性のための栄養のお話をいただきました。

事前参加申し込みは900名を超え、
栄養摂取と糖質オフの重要性が、
少しずつ、広く、認識されていることを改めて感じた講演会となりました。

参加して下さいました皆々様、
有難うございました。


さて、本日は、
台風など自然災害の影響で、
野菜が高騰しているというニュースを受けて、
もやしレシピをご紹介します。

もやしは工場で、
水のみで生産されるため、
気候や災害による不作の影響を受けにくい上、
農薬や化学肥料も使いません。

食物繊維が豊富で低カロリー。
しかし、栄養価はなかなかなのです。
とくに大豆もやし。
大豆を種子としているので、
タンパク質をはじめ、
「大豆サポニン」
「大豆イソフラボン」などの機能性成分も豊富に含んでいます。

そんなこんなで、
今年に入って、
もやしをはじめ発芽野菜の栄養価を調べていたときに、
ご縁があって、
発芽野菜のサラダコスモさんとご一緒する機会に恵まれました。


「大豆もやしのお好み焼き風」

「大豆もやしのぶっかけそうめん風」

こちらのサイトにレシピと作り方が掲載されていますので、
よろしければ是非、お試しください。

http://www.saladcosmo.co.jp/blog/

http://www.saladcosmo.co.jp/blog/?s=大豆もやしのお好み焼き

http://www.saladcosmo.co.jp/blog/?p=4168

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糖質の良と質

プロ野球が盛り上がっておりますね。
広島東洋カープが25年ぶりに
セ・リーグ優勝、間近ということで、
先日、神宮球場へ広島戦を観に行ったのですが、
ホーム席から見えるビジター席は一面、
真っ赤に燃えがっておりました〜〜

糖質制限の実践における
おかずの食べ方と、
糖質の良と質について考えてみたいと思います。


元気で長寿でいるための健康を考えると、
食後高血糖を防ぐことはもちろん大切ですが、
高血糖の結果、
体内で起こる糖化をいかに防ぐことができるか、
活性酸素をいかに除去できるか、
そのパワーが大事ではないかと考えます。

そのパワーの違いが、
例えば、
血糖が高くても、
あるいはタバコを吸っていても、
元気に長生きする人とそうでない人の
ひとつの大きな差を生む要因ではないかと考えます。

我が家の糖尿人のお父様も糖尿病でした。
昔の方ですし、性格的にも、
糖質制限はするはずもなく、
タバコも吸い続け、
それでも事故でなくなる91歳まで、
麻雀は強く、
とても元気でした。

食事は、
基本、田舎の方は、多くはそうかもしれませんが、基本、
その土地で、
その季節にとれる野菜や魚介を食べ、
外食や、
コンビニやスーパーの加工品を食べることはほとんどなく、
油脂が使われるパンの常食もなく、
結果的に、
酸化油脂やトランス脂肪酸の摂取は
ほとんどなかったと思われます。

加工品を摂らないということは、
食品添加物の摂取も少なかったと考えられます。

糖質制限で体調がよくなるのは、
輸入小麦粉とトランス脂肪酸で作られるパンの常食、
カップ麺やチャーハンなどの油まみれの主食、
コロッケやトンカツやポテトサラダなど市販の惣菜、
ドーナッツやクッキー、スナック菓子などの菓子類など、
糖質を制限する結果、
糖質にくっついていた
酸化油脂やトランス脂肪酸、
農薬やグルテン(輸入小麦)の摂取がなくなることも、
大きな要因であると考えます。

サラダ油を高温で加熱するような調理法や、
マヨネーズを大量にかけるなどの食べ方でなく、
また、主食だけを大量に毎食食べるなど、
極端な大食漢でない限り、
炊いただけのごはん、
蒸しただけの芋類やかぼちゃやくり、
ただのトマトの丸かじり、
あわ、ひえ、そばなどの雑穀類など、
ただの糖質=エネルギーの摂取自体は、
それほど問題ではないのかもしれないと考えます。

しかし、やはり、
その前に大事なのは、
おかず=栄養摂取です。

野菜や海藻、きのこ、こんにゃくなど、
毎食、たっぷりの食物繊維、
魚や肉、卵など動物性たんぱく質、
大豆製品から植物性たんぱく質を合わせると、
結果的に、
たんぱく質だけでなく、
ほぼすべてのビタミンB群をはじめ、
脂溶性ビタミンや抗酸化成分など、
健康長寿に必要な栄養素がくまなく摂れます。
腸内粘膜の材料や消化酵素も摂れます。

糖質制限の本質は、
糖質という量の制限による高血糖が防げるという現象に加え、
主食を控える結果、
おかずを食べること=栄養摂取による健康効果もあると考えます。

であれば、
おかずの質が大事です。
たとえば、
肉をたべるつもりの、
ホルモン剤、食品添加物、酸化油脂の同時摂取は
注意しておきたいところです。

そして、
糖質制限食を健康食としてみるならば、
糖質が悪いのではなく、
極端に加工されすぎた糖質が悪いともいえます。

糖尿病になってしまった方は、
極端に加工されすぎた糖質でなくても、
たとえば、
雑穀や、くり、芋でも、
糖質の質ではなく、
糖質の量に比例して血糖が上がってしまうため、
運動ではなく食事で合併症を予防するためには、
糖質の質ではなく量を制限するしか術がないともいえます。

しかし、
未病のためや健康目的の糖質制限食の実践であれば、
糖質の量ではなく、
糖質の質を考えることも大切だと考えています。
もちろん、おかずの質も。

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