管理栄養士のローカーボ・キッチン

年の瀬のご挨拶

今日は仕事納めという方も多いでしょうか。

今年は皆さんにとりまして、
どのような1年だったでしょうか。

わたくしは、
仕事の面では、
今年は、
糖質制限が、一段と広まった年であったと、多々、感じました。
コンビニはもちろん、
全国チェーンのスーパーでも、
オリジナルブランドの糖質オフ食品が通年を通して買えるようになっていますね。
ビジネス雑誌などでは、
大手商社の偉い方が、
来年はもっと糖質制限が広まる年になるだろうと、
インタビューに答えていました。

ビジネスが入ると、
一気に、広がりそうですね。

しかし、だからこそ、生活者としては、
商品の質に、目配せをしていきたいと考えています。

来年はより一層、
糖質制限(科学=量)の、
現代社会における実践(文化=質)についても、
総合栄養学的な視点から考え、
情報発信に努めてまいりたいと考えています。

なぜなら、栄養学は、
その原理は科学ですが、
その実践においては、
食生活という文化的アプローチがさけられない、
複雑系の学問であると考えています。

栄養の科学は、
食べ物というツールで実践されます。

そして食べ物は、
直接、からだに入って、
食べ物によっては、
栄養素だけでなく、
そこに付属するさまざまな物質によって、
直接、健康に、
良くも悪くも影響を与えるからです。

複雑で、難しい問題ですが、
科学に、
ロマンチックな発想を加え、
生産者、消費者、地球環境も含め、
良い食べ方について、
考えてまいりたいと思います。

プライベートでは、
2年前から栄養指導を担当させていただいております、
日本大学野球部が、
東都大学リーグ戦で
12年ぶりに23回目の1部リーグ優勝を果たしました。

この2年、
日本大学野球部のみなさんのおかげで、
すっかり野球好きになってしまい、
来年度は、ついに、
東京ヤクルトスワローズクルーデビューも果たします。
昼も、夜も、神宮通いを楽しみにしています!

アスリートの栄養についても、
来年も、さらに勉強を重ね、
才能ある選手の努力が実るよう、
栄養の過不足による故障や、
栄養の過不足が原因で実力を発揮できないことがないよう、
尽力したいと思います。

今日は、これから、
今年最後のヨガです。
心と体を自分でコントロールできるよう、
練習をしてきます!

今年も、拙い、そして更新の遅い本ブログに、
たくさんお越しいただきまして、
ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

健やかで穏やかな年の瀬となりますように。
良いお年をお迎えください。

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クリスマス

昨日のクリスマスイブ、
いつも通りクリニックでの仕事を終え、
夜、吉祥寺に戻ったら、
駅ビル(アトレ)がすごい人、人、人で、、、
買い物どころかまともに歩けもしないほど、、。

駅ビルを脱出し、
帰宅後、
あらかじめ仕込んでおいたチキンをオーブンで焼いて、
その間にルッコラとレタスを、
藻塩、酢、アマニ油であえてお皿に盛り付け、
耐熱容器に、
ホールトマトとコンソメの素、
あらかじめ砂抜きしておいたあさりと、えび、マッシュルームを入れて
グツグツ煮込みます。
あとはチーズを出して、
昨夜は、久しぶりに家族そろって食卓を囲むことができました。

おせち料理と違って、
洋食は、糖質制限がしやすいですね。
メインは肉や魚のグリルなど、
和食のように、
みりんや砂糖で味付けする料理はほとんどありません。
ムニエルなど小麦粉をつけるにしても、
天ぷらのように大量ではありません。
ジャガイモやパイ生地のほか、
パスタ、ピザ、パエリアなど
主食メインの料理さえ控えれば、
仮に、チーズに、バケットの薄切り1枚添えたところで、
糖質量は10g前後です。

サラダやスープから食物繊維を確保しやすいですね。

クリスマスケーキは、
娘には、主食の代わりに、
小さな1人用のクリスマスケーキを用意しましたが、
わたしたち大人は、甘いものは食べず、
その代わり、
シャンパーニュと赤ワインをそれぞれ1本、空けました。

なので、今日は、またお酒は控え、
朝からヨガで体を動かしてきます。

年末年始、ごちそうや、
ときには糖質の誘惑やおつきあいや、
アルコール好きの方は酒量が増えやすい時期ですが、
メリハリと適度な運動で、
速やかな内臓の回復とエネルギー消費と筋力維持を心がけておくと心強いでしょうか。

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塩について

塩分を摂りすぎる血圧が高くなる。
このことは、
栄養学では常識となっています。
糖尿病になったらカロリー制限、と同じように。

卵などコレステロールの多い食品を食べると
血清コレステロールが高くなるとして、
卵を控えることも、
かつては栄養学の常識でしたが、

しかし、コレステロールに関しては、
厚生労働省は2015年日本人の食事摂取基準」において、
「目標量を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため」として上限量をなくし、
日本動脈硬化学会も2015年、
「食事で体内のコレステロール値は変わらない」と
声明を発表しました。
(家族性高コレステロール血症の方は、
食事のコレステロールも主治医や管理栄養士と相談して、
経過をみていく必要があります)

最近では、
コレステロールが高いこと自体が問題の本質ではなく、
コレステロールが酸化し=悪玉コレステロールが増えることで、
血管壁にプラークをつくり、
動脈硬化や心筋梗塞、
脳梗塞の原因となることが問題であるとして指摘されています。

コレステロールに関しては、
量を減らすより、
その質を保つ、つまり、
酸化=悪玉化を防ぐことが重要です。

酸化を促進するものは?
まず、加齢=老化です。
生きている年月が長い分、
呼吸の回数に比例し、
加齢とともに酸化=錆びていくことは避けられません。

そこで話題になるのがアンチエイジングです。
ビタミンACE、つまり抗酸化栄養に期待が集まっています。
ビタミンACEは、主食からの摂取は期待できません。
これらの抗酸化栄養は、
色の濃い野菜、海藻、魚、種実類などに多く含まれますが、
これらの自然な動植物には、
色素成分や苦味成分、辛味成分など、
抗酸化物質も多く含まれます。

酸化を促進する
その他の要因としては、
たばこ、肥満、高血糖などが挙げられます。

たばこは百害あって一利なしかも、ですね、、。

肥満と高血糖は糖質制限食で解決できます。

そして、
どんなピュアな油でも、
そこに酸化した油をたらせば、
たちまち酸化してしまうように、
また、
どんぐりを食べるイベリコ豚が、
どんぐりの油(オレイン酸)リッチになるように、
コレステロールを酸化させないためには、
自分の油を酸化させてしまう
酸化油脂を控えることも重要な戦略のひとつです。

食パン、菓子パン、焼き菓子、スナック菓子、
ドーナッツ、カップ麺、カレールー、
市販の植物油で揚げられた揚げ物惣菜などなど、
酸化油を摂取する食品をみてみると、
糖質と植物油が一緒になって時間がたったもの、が目立ちます。

安価で、手軽な加工品です。

そして、おそらく、そのような、
安価で、手軽な加工品に使用される油は、
自然に、時間をかけて抽出する比較的高級な植物油ではなく、
ヘキサンという薬品で抽出する、
安価な植物油の可能性も否めません。


塩についても、
同じことが言えると感じています。

ヒトにとって、
コレステロールと同じくらい、
それはなくては生命維持できないほど大切な栄養素が
ナトリウムです。

そして、
ナトリウムはカリウムとセットで
血圧をはじめ、筋肉の動きなど、
からだのはたらきに関与することも
知っておかないといけません。

そのうえで、
人類はナトリウムをどのような形態で摂取してきたのかを
考察してみると、
魚介や海草に自然に含まれる塩味のほか、
岩塩をはじめ、
日本では、藻や海水から自然につくられる
自然塩を摂取していたことが想像できますが、
日本では、
「農耕的製塩から工業的生産に移せば塩の値段が安くできる」
という理由から、
昭和46年、
「塩業近代化臨時措置法」という法律が国会で通過。
これによって
塩田での塩づくりができなくなり、
その代り、
工業用の塩を作るための技術だった
「イオン交換膜透析法」により、
カリウムやマグネシウムなどミネラルがほとんど排除された、
純度99%を超える「塩化ナトリウム」=「食塩」が生まれました。
(『塩屋さんが書いた塩の本』松本永光 著 より)

植物油同様、
このように、
生産性やコストを優先した結果生まれた食品(商品?)を、
栄養学的に解釈できるのか、
と考えさせられますね、、。

その後、
塩化ナトリウム=不自然な塩がもたらす人体への弊害と、
ミネラルバランスの整った自然塩の重要性を訴え、
「自然塩運動」として
全国で署名活動が起こり、
全国から多くの署名が集まり、
昭和48年、当時の専売公社が
特殊用塩という名前で、
自然塩の製造販売を許可するという経緯があり、
現在にいたっているそうです。

そういえば、わたしが子どもの頃、
食卓にあった塩は「食卓塩」でした。

厚生労働省は、ナトリウムの1日の標摂取量を
10g以下と定めていますが、
純度99%を超える不自然な食塩、
塩化ナトリウムの上限量と考えると、妥当かもしれません。

自宅で料理などの味付けの使う塩は、
ナトリウムの排泄を促進するカリウムも同じように含まれている
自然塩がおすすめです。

我が家では、味付けには、藻塩を使っています。
下ゆでなど、下味に使うのは、
生協で買える比較的、安価な自然塩にしています。

その他、
納豆を食べるときは、
付属のたれは使わず、
乾燥わかめをすり鉢で粉状にしておいたものや、
ちりめんじゃこを入れて、
塩気の代わりにさらにすると、
じゃこやわかめから、
カルシウムやマグネシウムやカリウムなど
ミネラルをさらにおいしくプラスできます。

工業的に安価に作り出された
「食塩」=「塩化ナトリウム」を控えるためには、
中華総菜の素や味付けたれ、ドレッシングなど
市販の加工調味料のほか、
カップスープやカップ麺、
ハム、ソーセージ、ベーコンなど肉の加工品や、
ちくわ、はんぺん、かまぼこなどの常食に、
さらに醤油やソースで味付けなど。
また、発酵ではなく調味漬けの漬物、
うどん、そうめん、パン類など塩を使う主食、
市販の惣菜の常食、
だしの素など、
まずは、加工品の過食を見直すことが
大切ではないかと考えます。

そして、
海藻や野菜、大豆製品など、
ナトリウムの排泄を促すカリウムを含む食品も
毎食、そろえ、
味付けには、
わさび、しょうが、唐辛子などの香辛料、
酢、ゆず、レモンなど酸味のあるもの、
大葉、にんにく、ねぎ、ハーブなどの香味野菜なども活用すると、
やみくもな減塩ではなく、
かしこく、おいしく適塩を目指すのに役立つと考えます。

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大阪セミナー&講演会のご報告

先週、土日は、
大阪でセミナー&講演会で講師をつとめてまいりました。

12月3日土曜日は
認定ONPの皆さんへのフォローアップ研修でした。
今回、大柳は
問診と血液検査データと病態と食事記録から
どう具体的に栄養指導するかという講義をさせて頂きました。
参加頂きました認定ONPの皆様、
有り難うございました。

認定ONPの皆様は、
看護師、管理栄養士、歯科衛生士、臨床検査技師、助産師など、
医療に従事する有資格の方々で、
オーソモレキュラー療法を学んで頂く講座である
「オーソモレキュラー・ニュートリション・
プロフェッショナル養成講座」を受講され、
認定試験に合格された皆様です。

「オーソモレキュラー・ニュートリション・
プロフェッショナル養成講座」は、
栄養素の働きから
血液検査データの生化学的解釈、
そして糖質制限理論や実践、栄養指導論などを学べる講座で、
本年10月開講の第3期は
おかげさまをもちまして満席となりました。

第4期の募集要項が決まりましたら
改めてご案内させて頂きます。


12月4日、日曜日は、
一般社団法人オーソモレキュラー.jp主催
「女性の未来は食事で変わる!」と題された
一般講演会を無事、終えることができました。

講師の
ひめのともみクリニック院長
姫野友美先生からは
家族の
(働きざかりのお父さん、高齢者の栄養、
成長期の子ども、女性の栄養など)
具体的でわかりやすい
お話が盛りだくさんで、
中でも子どもの学力と、
鉄、ビタミンB群との関係については、
講演会の後も質問される方を多く目にしました。
我が家もそうですが、
「勉強したら〜」と言って
はい!と勉強する中高生は、あまりいませんものね、、
そういうときは、
食事の後に
ヘム鉄とビタミンB群のサプリメントを
デザートとして出しておくと
自らやる気!結果がでる!
とのお話でしたよ〜〜。
ちなみに、我が家でも、実践しております。


一般社団法人オーソモレキュラー.jp理事長
新宿溝口クリニック院長
溝口徹先生からは、
腸の栄養を整えることがいかに
脳や免疫、アンチエイジングなど健康に重要かという
おはなしを頂きました。

大柳は
糖質制限食のすすめと題して、
実践方法についてお話させて頂きました。

協賛いただいたクリニックは
あいこ皮フ科クリニック (京都市四条)
井之上メディカルクリニック (神戸市中央区)
かわい内科クリニック (大阪市城東区)
甲子園栗木皮フ科クリニック (兵庫県西宮市)
里皮フ科クリニック (兵庫県丹波市)
たにまちクリニック (大阪市天王寺区)
MAクリニック心斎橋 (大阪市中央区)

協賛クリニックの先生方からは、
栄養療法の取り組みについて、
お話を頂きました。

血液検査データをもとに、
病気の根本原因を栄養の過不足から解釈し、
投薬に頼らない根本治療によって、
いかに多くの患者さんが救われているか、
改めてお話をお聞きし、実感することができました。

会場にお越し頂きました皆々様、
改めて御礼申し上げます。
有り難うございました。

わたしたちは、
心(脳)もからだもすべて
栄養素、つまり、食べたものでできています。

「農業の発明以来、
ヒトは穀物をベースとして食物を摂取するようになったが、
時代に対する進化の尺度は長く、
ヒトの消化管機能は、
まだ穀物ベースの食事には適応していない」
(「ヒューマン・ニュートリション第10版 基礎・食事・臨床」医歯薬出版株式会社)

ことを、講演会でのお話させていただきましたが、
日本人の主食は米、
というのは文化的なはなしです。
これを否定しているわけではありません。

「ヒトの消化管機能は、
まだ穀物ベースの食事には適応していない」
というは栄養科学的のはなしです。


ステージが違うわけです。

健康の観点から、
科学的な食事に近づけようにも、
今さら、狩猟採集時代には戻れません。

しかし、せめて、
清涼飲料水など液体からの砂糖の常食や、
食パンとマーガリン
チャーハンとインスタントラーメン、
そばとかき揚げなど
ドーナッツ、菓子パン、フライドポテトなど
高度に精製、加工された
糖質の単体摂取と
酸化油脂のダブル摂取はとくに、
避けておくのが無難かと考えます。

そして、できるだけ、
良く育てられた自然な食材や商品を選び、
(結果、そのような食材や商品をつくる生産者や企業を応援し)
シンプルに
肉、魚介、卵、大豆製品など
さまざなま食材を組み合わせ、
そこに、
季節の野菜、海藻、きのこ、こんにゃくなど
食物繊維も
さまざまな食材を組み合わせ、
結果的に、
さまざまな栄養素をシンプルに調理して、
栄養摂取できたら理想でしょうか。

その上で、
糖質の摂取については、
肥満の有無や消化吸収能力、運動量、
ライフステージに応じて、
きめ細やかに組み立ててきます。

病態、不定愁訴によって、
必要な栄養素の
食事からの摂取が無理なときは、
投薬でなく、
副作用のない栄養素(医療用サプリメント)で補う
というのが
オーソモレキュラー療法における
食と栄養の考え方であると思います。

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機能性低血糖症

今年も12月、師走に突入しましたね。
今朝、玄関に飾っているリースを
秋仕様からクリスマス仕様に変えました。

さて、
先週、沖縄宜野湾市で開催された講演会、
100名を超える参加者の方にお集まりいただきました。

主催の
新垣形成外科クリニック
あらかき美容外科研究所
では
分子整合栄養療法を治療に取り入れられています。

講演会では
あらかき美容外科研究所の
新垣弘美先生から
低血糖症の症例もご紹介いただきました。

発達障害と誤診されていた小学生の症例では、
菓子パンや清涼飲料水やおにぎりや
スナック菓子やアイスクリームなどの菓子類を
1日を通して食べていたという食事内容でした。
糖質(エネルギー)はたっぷり。
でも
タンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルなど
栄養はほとんど摂取できていません。


機能性低血糖症とは、
糖質の摂りすぎで最初に起こってくる血糖の調整障害です。

75gのブドウ糖が含まれた医療用ジュースを飲み、
その後は定期的に
5時間に合計9回の採血し、
血糖の曲線とインスリン量をはかります。

通常、血糖値は、
どんなに糖質を摂取しても上限、下限があり、
上がりすぎたり、下がりすぎたりしないよう、
インスリン量や分泌されるタイミングが調整されています。

ところが、
糖質の摂りすぎが続くと、
インスリンを分泌する膵臓がお疲れモードとなり、
出すべき時に、出すべき量を出せず、
血糖の乱高下が起こります。

まだインスリンが出て、効いているので、
血糖の乱高下が起こりますが、
そのうちインスリンが出なくなる、効かなくなったら、
糖尿病となりますので、
機能性低血糖症は
糖尿病の前段階と言えるかもしれません。

早いうちに糖質制限して
血糖を上げない、
インスリンを出さない、
つまり
疲れている膵臓を休ませてあげることが、
糖尿病の予防という観点からも重要です。


血糖の乱高下が起こると、
血糖が低下したときは、
人体にとっては命の危機なので、
人体は交感神経を緊張させ、
血糖調整にかかわるさまざまなホルモンを分泌して
なんとか血糖を上げようとします。

血糖をあげようと、
アドレナリン、ノルアドレナリンなどのホルモンが分泌されると、
興奮、怒り、憎しみ、敵意、落ち込みなど
精神症状もあわせて引き起こしてしまいます。

また、
血糖をあげようと交感神経が緊張すると、
血圧上昇、心臓がドキドキ、手足の冷え、
脳血管の収縮による頭痛、視野の異常など
さまざなな身体症状を引きおこします。

そのほか、
血糖を上げようと分泌される
副腎皮質ホルモンのコルチゾールは
本来、
ストレスにさらされたときに分泌される
ストレス対抗ホルモンなので、
糖質の過剰摂取の結果、
低血糖時に無駄遣いしすぎると、
ストレスに弱くなってしまう結果に、、、。

このような
血糖が低下したときに分泌される
ホルモンや自律神経の緊張の結果、
イライラしたり、
無気力になったり、
ストレスに弱くなったり、
心臓がドキドキしたり、
幻覚をみたり、
これらの症状は、
精神疾患と誤診されやすく、
その場合、一般的には、
精神薬が処方され、
カウンセリングが行われるケースもありますが、
根本原因である糖質の過剰摂取や
栄養の不足を見直さない限り、
症状は改善するはずなく、
精神薬の量だけがどんどん増えていく、
ということにもなりかねません。

機能性低血糖症の治療の基本は、
糖質制限によって、
食後高血糖を防ぐこと。

そして、
自前の血糖調整機能、
つまり、
糖新生能力を高めること。

そのためには、
過剰な投薬やアルコールなどで
肝臓を疲れさせないこと。
そして
適度な無理のない運動を少しずつ取りいれ、
筋肉にボリュームをつけておくことが大事です。

糖新生は
肝臓と筋肉を通じて行われます。

そして円滑な糖新生のためには、
ビタミンB6などビタミン群も欠かせません。

ビタミンB群は、
野菜ではなく、
肉や魚介、大豆製品など
タンパク質系の食品に豊富に含まれます。

卵のコレステロールは
ホルモンの材料として、
また
脳機能に必要なレシチンの材料としても
欠かせない栄養素です。

さらに、
それらの栄養素を吸収できる
丈夫な粘膜(ムチン層)をつくるためには
ビタミンAや亜鉛が欠かせません。

ビタミンAは動物性食品にしか含まれませんが、
緑黄色野菜に含まれるβカロテンを摂取することで、
体内でビタミンAに変わります。

野菜をはじめ、
海藻、きのこ、こんにゃくなど
食物繊維を毎食たっぷり摂取することは、
腸内環境を整えられるとともに、
食後高血糖を防ぐことでも役立ちます。

その上で、
消化酵素の分泌具合、
ピロリ菌の感染、
胃の萎縮などの検査も行い、
必要に応じて
消化酵素のサプリメントや
ピロリ菌の除菌などが必要になるケースもあります。

タンパク質や脂質の消化吸収がうまくいかない方で、
タンパク質や脂質からエネルギーが得難い方、
やせがある方、
筋力が少ない方などは、
良質な糖質をエネルギーとして活用することも
考える必要があります。

良質な糖質とは
グルテンフリーで、
糖質だけでなく、
食物繊維や栄養素も豊富な食品であると考えます。

たとえば、
ふかしただけのかぼちゃからは、
βカロテンやビタミンEも摂取できます。

ふかしだけの芋類からは
食物繊維やビタミンCが摂取できます。

季節の果物は、
種類にもよりますが、
ベクチン(食物繊維)や
ポリフェノール(抗酸化成分)、
食物繊維、
そして血糖を上げにくい果糖が豊富です。

低血糖症の場合、
できれば、
医療機関で、
採血を行い、
栄養の過不足を診断していただき、
ひとりひとりに合ったきめ細やかな
食事の指導を受けることをおすすめします。

低血糖症の治療を行える医療機関の多くは、
分子整合栄養医学(栄養療法)を取り入れている医療機関です。

栄養療法は根本的な原因を改善することを目的としています。
栄養療法やサプリメントに対しては、
医師をはじめ、医療関係者から、
異端のようなイメージをもたれることもありますが誤解です。

西洋医学(科学)で知ることが出来た
体の仕組みや病気の原因を基本にして
問題解決しようする原理は同じです。
違うのはアプローチの仕方です。

栄養療法では、
問題解決のアプローチは、
投薬に頼りすぎるのではなく、
糖質制限で食事を整え、
不足している栄養素を
医療用サプリメントで補っていきます。

いずれにしても、
栄養療法だけでなく、
糖尿病の治療も同じですが、
治療方法は、
例えば、
糖質制限でいくのか、
カロリー制限でいくのか、
サプリメントを活用するのか、
漢方を使うのか、
投薬にするのか、
手術をする否かなど、
医師をはじめ医療関係者の科学的情報提供は必要ですが、
医師をはじめ医療関係者の解釈で決める問題ではなく、
主体は患者さんであり、
患者さん自身が決定することが基本であると考えます。

栄養療法を取り入れている医療機関は、
こちらで検索できます。
オーソモレキュラー.jp
http://www.orthomolecular.jp/clinic/

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