管理栄養士のローカーボ・キッチン

講座のご案内

昨日、夜、神宮球場へ野球観戦に。
日大野球部の栄養サポートを担当させていただいておりますが、
昨夜は、

東京ヤクルトスワローズ
山崎 晃大朗選手。

そして

中日ドラゴンズ
京田陽太選手。

2人の選手(卒業生)を応援することができました。


夏の神宮球場、
恒例の花火も終わり、それでも、
0点vs10点。
もう、勝負がついたかと誰もが思っていたそのとき!
なんと、奇跡の大逆転劇が!!!
いや〜、、感動が、いまださめません、、。

このままだと、
ブログのタイトルが、
「管理栄養士の神宮球場便り」
に変わりそうなので本題といいますか、
本日は、講座のご案内です。

先日、土日、
大阪にて、
薬剤師さんを対象に、
食事と栄養指導について、お話ししてきました。

今週末は薬剤師さん向けのセミナー、
福岡で開催です。

薬剤師さん向けのセミナーはこちらからです。
https://magazine.pha-net.jp/event/info/nutrition/


そのまま週明けには、
富山県の県立高校で、
成績とストレスについての栄養学と題し、
成績アップに役立つ栄養素と
その食べ方について、
おはなししてきます。

そして
栄養療法の基礎と実践を学べる、
有資格医療従事者対象の
オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル講座、
ONP講座から、
この秋、新しく2つの講座が開設されます。

医療従事者として医療機関での栄養指導ではなく、
もっと身近な
ご本人やご家族や友人の健康維持、向上を、
これまでになかった、
まったく新しい栄養の観点からお手伝いできる
理論と実践が学べる講座です。
http://www.orthomolecular.jp/professional/


わたしたちは、
こころも、からだも、食べたもの=栄養素でできています。

生命維持に必須な栄養素という
必須栄養素は生涯を通して、変わりませんが、
ライフステージや年齢、運動の有無、ときには病気によってなど、
その時々でプライオリティーをつけるべき
必要な栄養素は違ってきますし、
必要量も個人差があります。

タンパク質がいいといっても、
その消化吸収能力をみておかないと身になりにくく、
脂質がいいといっても、
とくに液体から油を摂取する場合はとくに、
抗酸化対策も重要です。
少食か大食漢かでは、
食物繊維や水分の摂り方、
食事回数の考え方も違ってきます。
長年、高血糖を患ってきた糖尿病など
血糖調整障害が続いていた方にとっては、
失われたミネラル対策が欠かせません。
また、からだをつくりたい時期のアスリートには、
太るという要素が必要な場合があります。

とくに食と栄養に関する情報は、
ひとつの断片的な情報だけが、
マスコミ(広告)によってクローズアップされがちです。

まずは正しい栄養の科学を総合的に知り、
柔軟に、その都度、
自分でバランスをとっていくことが大切です。

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高血糖と夏バテとミネラル

連日、全国で、猛暑や豪雨に見舞われています。
昨日は地元、吉祥寺におりましたが、
ヨガの帰り、
突然、空が暗くなり、
強い風が吹き始めたかと思うと、
豪雨が降り、雷が鳴りだし、
地域によっては大きなひょうも降ったようです。

自然の猛威、
気をつけようがないですが、
できる限り気をつけるしかないですね、、。

健康のために、
なにをどう食べるかは、
自分で考え、
自分で、比較的、手軽にできやすい対策です。

猛暑になると、
ビアガーデンでビールをジョッキで美味しそうに飲む光景や、
アイスクリームやかき氷で涼をとる光景がニュースで流れます。
冷たいそうめんやそばなど麺料理も、
昼食や夕食のメニューに食べやすいと思われます。
しかし、これらの食品に共通している栄養素の特徴は、
糖質が多く、痩せないほど、場合によっては太るほど、
エネルギーは得られるかもしれませんが、
たんぱく質やミネラル、ビタミンなどの
心身の材料として欠かせない栄養は乏しい、ということです。

『「糖質制限」その食べ方ではヤセません』にも書きましたが、
高血糖状態が続いていた方はとくに、
ミネラルの摂取が非常に重要です。

カリウムやマグネシウムは、
血糖が高い状態では尿中への排泄が促進します。

カリウム、マグネシウムは、
筋肉の動きに欠かせないミネラルなので、
不足すると、
こむら返りなど筋肉の不具合を起こしやすく、
心不全など命に直結する筋肉へのミネラル補給は、
長いあいだ高血糖を患ってきた糖尿病の方にとっては、
糖質制限に加え、非常に重要なアプローチとなります。

さらに夏場は、発汗によって
カリウムやマグネシウム、鉄など、
ミネラルが失われやすくなります。

外食が多い人は、
精製された食塩からナトリウムだけを過剰に摂りやすく、
カリウム不足に拍車がかかります。

ストレス、コーヒー、アルコール、甘いものも
カリウムを減らします。

マグネシウムや亜鉛も、
大量のアルコール摂取で不足します。
糖質オフのハイボールだから、焼酎だからと、
飲み過ぎはよくありません、、
(耳に痛いです、、)

また、マグネシウムは、
肉の加工品に含まれるリンを多く摂ると、
吸収が妨げられます。
糖質が少ないし、便利だからと、
ソーセージなど肉の加工品を
たんぱく質(おかず)がわりに食べるなら、
その量を減らすか、
マグネシウムを増すかしておいた方が無難です。

血糖コントロールは、
主食を抜くなどの糖質制限で、
手軽に、リアルタイムにできますが、
糖質制限の結果の栄養摂取が重要です。

そのほか、
マグネシウムの不足に注意が必要なのは、
乳製品を多く摂る方です。
乳製品は、ミネラルのうち、
カルシウムだけを多く含みます。
しかし、
マグネシウムとカルシウムはセットではたらく
「ブラザーイオン」です。
一方をたくさんとればいいというわけではなく、
そのバランスが大切で、
マグネシウム1:カルシウム2

マグネシウム1:カルシウム1
などが理想的な比率であるといわれています。

マグネシウムの豊富な食材は、
大豆製品、
ごま、アーモンドなどの種実類、
干しエビ、いわしの丸干し、乾燥わかめ、あおのりなど、
海産物が干されたもの
などに豊富です。

そしてこれらのマグネシウムが豊富な食材は、
あわせて、カルシウムも含むのが特徴です。

カリウムも、
大豆製品や
刻みこんぶやおぼろこんぶなどの海藻類をはじめ、
野菜、魚に豊富です。

亜鉛は、
インスリンの構成成分でもあり、
糖質摂取=インスリン分泌に深くかかわる重要なミネラルです。
亜鉛は、
かき、肩肉、するめ、うなぎ、帆立貝、レバーなどに含まれます。


血糖コントロールのために糖質をいかに減らすか、
だけでなく、
血糖コントロールのために糖質をいかに利用するか、
という観点からは亜鉛の摂取は非常に重要ですし、
夏場の発汗、
外食、加工食品の過食、
アルコール、コーヒーなどの嗜好品、
糖質摂取による高血糖など
失われやすいミネラルの対策も考えておきたいものです。

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新刊本のご紹介

『「糖質制限」その食べ方ではヤセません』に続き、
2冊の本をご紹介します。
こちらは、監修させていただきました。


食品成分表が改定され、
糖質量のハンドブックを新しくリニューアルしました。
食品の糖質量を
各砂糖に換算して、みやすく編集されています。
『まる見え糖質量ハンドBOOK』(宝島社)

『病気にならない食べ方はどっち?』(SBクリエイティブ)
こちらは、
第一線の医師が自ら実践している食事法が紹介されています。わたくしは、
先生方の食事法を、
栄養学の観点から監修させていただきました。

平均で出される栄養学という科学の事実で知りえた知識を、
ひとりひとりの食生活という複雑な場で応用するとなると、
さまざまな応用のスタイルがあることがわかります。

食事で健康を叶えるためには、
ベースとなる栄養科学があるけれど、
たとえば、
ひとりひとりの遺伝情報によって、
その人にあった食生活の実践方法となると、
まさに十人十色で、
さらに、そこに、
ひとりひとりのライフステージの変化、
ときには
「心持ち」などで、
生命は常に複雑に、ダイナミックに、
その時々のバランスがとりながら動いていることを、
改めて感じることとなった1冊です。

なかでも、
がんを予防する食べ方はどっち?
を監修された
秋津嘉男先生の
何を食べるかではなく
何を食べないかという視点は、
改めて勉強になりました。

野菜がいい、果物がいいなど、
どんな栄養素ががんにいいか、
という知識ばかりが紹介されがちな中、
遺伝子エラーの回数を減らすために
食べないほうがいいものを紹介されています。

栄養を体内に取り入れられる、
また、免疫の要である、
消化吸収能力(消化管や腸内環境)も、
あわせて大事な視点です。

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もやしレシピ

NHK首都圏のひるまえほっとという番組で、
もやしを使ったレシピをご紹介させていただいています。

7月11日放送分は
「シャキシャキもやしのぎょうざ」
http://www.nhk.or.jp/shutoken/recipe/gohan/backnumber/rcp01787.html

グルテンフリーにしたい方は、
ぎょうざの皮を、
米粉のぎょうざの皮に変えるか、
湯葉や油揚げに包んで焼くと、
糖質オフもできます。

ぎょうざは、
中身だけ焼いて、
食べるときに、
大葉で包みながら食べるのもおすすめです。

暑い季節、
ビールやハイボールとぎょうざ、
美味しいですよね。

もやしを入れることで、
シャキシャキした食感も楽しめ、
さっぱりいただけます。

えびやほたてなど
海鮮ぎょうざとも良くあいます。

6月27日放送分では
「もやしマヨネーズのホットサンド風」を作りました。
http://www.nhk.or.jp/shutoken/recipe/gohan/backnumber/rcp01778.html

市販のマヨネーズは、
植物油=リノール酸から作られるので、
気にになる方は、
マヨネーズなしで、
チーズの量を少し増やしても良いかと思います。

油揚げはしっかり油抜きして、
できるだけ抗酸化しておくのもオススメです。

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『「糖質制限」その食べ方ではヤセません 』

糖質制限その食べ方ではヤセません

今週は、名古屋、そして今は、山口県下関におります。
医療従事者向けのセミナーで、
血糖コントロールを叶えるための食事指導のすすめ方について
おはなしさせて頂きました。

セミナーや講座はこちらから。
一般向けの講座もはじまるようです。
http://www.orthomolecular.jp/professional/


糖質制限理論を知り11年、
自身で実践し、
2型糖尿病の家族が実践し、
落ちた残念な落とし穴、、
そこからいかに這い上がったか、、

そして、
勤務するクリニックでは糖質制限理論を用いた
栄養指導の現場で、
さまざまな実践の結果を、
患者さんから教えていただきました。

食で健康を叶えるためには
血糖コントロールは欠かせません。
そのためには、
カロリーではなく糖質の制限が必要です。
しかし、
血糖を上げるほど1食あたりに糖質を多く含む主食を控えた結果、
毎食、毎日、なにを食べるかは、血糖コントロールと同じくらい、
食で健康を叶える上で、重要です。

セミナーや講演会でもお話させていただいておりますが、
糖質量をどう考えるのかは、
病態、目的、肥満の有無、筋肉量、
脂質やタンパク質の消化吸収能力、
そしてクライアントの嗜好をみながら、
こまかく調整していく必要があります。

タンパク質を食べるといっても、
なぜ肉だけでなく魚が大事なのか。
大豆製品にはどのような栄養の特徴があるのか。
食物繊維や腸内環境をいかに整えるのか。
外食や中食が多い方は、
抗酸化対策も必要です。
長い間、高血糖が続いていた方は、
ミネラル摂取も心がけておいたほうが無難です。

このように、
総合栄養学的な視点で、
血糖コントロールを実現するために、
なにをどう食べるのかについて書かせていただいたのが、
『「糖質制限」その食べ方ではヤセません 』
(青春新書インテリジェンス)
です。

健康を叶える糖質制限の理論が
間違った実践によって
健康を害することにならないよう
本書をお役立て頂けましたら光栄です。

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