管理栄養士のローカーボ・キッチン

根本を解決する

皮膚のバリア機能を高めることで、
アトピー性皮膚炎の症状を改善させる内服化合物を、
京都大学の研究チームが発見したとニュースでありました。

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130918_2.htm?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+netnavi%2Fscience+(ねとなび+-+科学・学問の記事)

勤務するクリニックでの食事相談でも、
アレルギー疾患の患者さん、
けっこうおられます。

これまで、
アトピー性皮膚炎で食事指導を担当した患者さんで、
食事を変えて劇的によくなって、
本人も家族も(ドクターもわたくしも)
びっくり嬉しかったケースは、
数例ありますが、
共通していた食事の傾向があります。
それは、
1 牛乳を、毎日、けっこうな量、飲んでいた。
2 食パン&マーガリン、菓子パン、サンドイッチなどの
総菜パンを毎日のように利用していた。
3 市販の揚げ物を毎日のように多用していた。
4 魚が好きではなく、ほとんど摂っていなかった。
5 清涼飲料水や果物のジュースを毎日、摂っていた。
6 スナック菓子が好きで、頻繁に摂っていた。
と、
このような共通した食事の傾向がありました。

このような食事内容は、
リノール酸(ω6系)の摂り過ぎと、
αリノレン酸(ω3)の不足が懸念されます。

また、
定期的な食後高高血糖が懸念されます。

さらに、
加工品の多用から、
酸化した油脂の定期的な摂取と、
総菜パンに使用される頻度の高い、
ソルビン酸ナトリウムなどの防腐剤の
定期的な摂取による、
腸内環境の乱れも懸念されます。

いずれも、
アレルギー疾患の予防、改善には、
よくないものばかりです。

なので、まず
1〜5を徹底してやめて頂き、
6の魚を、がんばって食べて頂くことをお伝えします。

そして1ヶ月後、
皮膚の赤味やごわつきなど、
アトピー性皮膚炎の症状が、
驚くほどきれいになることが少なくありません。

もちろん、
アレルギー疾患は、
いろんな原因が積もり積もって、
コップの水があふれたとき=症状が出る、
というイメージで考えて頂くと分かりやすいのですが、
コップの水をあふれさせた、
最後の1滴だけみてもだめで、
コップの中身ぜんぶを検証して、
ひとつひとつ解決をしていくことが求められると感じています。
なので、
食事だけでなく、
医師ともに、
原因をひとつひとつ考えながら、
解決策をみつけていくことは大事です。

しかし、
アレルギー疾患を持つ患者さんの傾向として、
脂質のバランスや、
食後高血糖によるホルモンバランスの乱れ、
そして、腸内環境を乱すなにか、
食事に原因があることは多いので、
そこの聞き取りと改善は、
基本的に、
非常に重要になってきます。

ヒトの体は、すべて、
食べたもの、
つまり、
栄養素から出来ています。

その根本をたださない限り、
どんなに素晴らしい治療薬が開発されても、
何か別の症状として出るなど、
いたちごっこになりかねません。


「病気の治療よりも、
それを防ぐ方法を私は探す」

ルイ・パスツールの言葉です。
スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)