管理栄養士のローカーボ・キッチン

スポーツと栄養 〜たんぱく質〜

スポーツ栄養は、奥深いです。
栄養士の中には、
この
スポーツ栄養を専門にしている方もおられるほど、
奥深く、勉強が必要です。
現場での経験も必要でしょう。

アスリートの複雑な栄養の話はほどほどに、
一般のスポーツをされてる方、
あるいは、
スポーツをしてる子どもにも参考になる、
栄養と食事のはなしをまとめていきます。

○ たんぱく質の重要性と摂り方
○ ビタミンB群のはたらきと食材
○ 筋肉疲労と活性酸素を除去する栄養素
○ 水分摂取の重要性
○ カルシウム&マグネシウムと骨、筋収縮
○ ストレス対策
○ 故障と組織の保護
○ スポーツと貧血対策
○ 試合当日の食事

など、
ざっとあげても相当項目量になりますが、
出来る限り、コンパクトに、
まとめていきたいと思います。

本日は、まず
たんぱく質の重要性と食べ方について、です。

「今日のからだは、昨日までの食べたものでできている」
ダルビッシュ有の言葉です。

彼のオフィシャルブログなどで
ご存知の方も多いと思いますが、
プロ2年目の肩の故障をきっかけに、
彼は、
からだづくり=筋肉アップの大切さに目覚めたそうです。

体重(筋肉)を増やすことを目標に、
筋肉トレーニングに励んでいくダルビッシュ。

今、テレビで見る彼は、
高校生の頃の、ひょろりとしたスマートな痩せ体型から、
しっかりと筋肉のついたアスリートの体型に進化したことは、
素人からみても一目瞭然です。

しかし、彼は、
アスリートとしてのパフォーマンスアップに欠かせない
筋肉強化をしていく過程で、
次の、気づきのステップをふみます。

栄養素の重要性です。

食事はもちろん気をつけているそうですが、
アスリートとして、
それではまかないきれない栄養素を、
サプリメントという形で補っているそうです。
サプリメント(栄養素)の勉強も、
相当されているそうです。
そして、彼は、
一番、重要なサプリメントは、
プロテインだ、
と言っています。

たしかに、
たんぱく質は、
運動をされる方には、第一の栄養素です。
スポーツが職業であるアスリートでない方は、
そこまで、ストイックに真似することはないですよ。
偏食などの理由から、
食事がままならず、
低アルブミン血症など、
低栄養の方は別ですが、
プロのアスリートでない方で、
食事がきちんとできる方は、
食事から栄養を摂取することを、
まずは心がけることが先決です。

肥満のないプロの運動選手が、
トレーニングの前に、
チョコレート菓子を食べている、
あるいは、
カレーライスを食べている
と、
テレビで言っていた、
だからといって、
肥満のある中年女性がそれを真似したら、、、。
悲劇です。

しかし、
運動の有無、強度によって、
その量は変わってきますが、
たんぱく質は、
ヒトの生命維持にも第一の栄養素です。
野菜と穀物の食生活に偏らず、
肉や、魚介、卵、大豆製品など、
4種類のたんぱく質を組み合わせながら、
毎食、コンスタントに摂取していくことが大事です。
なぜなら、たんぱく質は、
食べだめができないからです。

たんぱく質は、
わたしたちの
筋肉を、髪を、皮膚を、骨を、心臓を、ホルモンを、
そして、こころ(神経伝達物物質)を、
常に、分解と合成を繰り返しながら、
常に、作り続けています。

コンスタントな摂取が大事な理由です。

食べ方のポイントは、
とくにスポーツ前後は、
消化吸収良く摂取すること。

肉は、
鶏むね肉、鶏ささみ肉、豚や牛は脂のない赤身肉など、
肉は脂身のない部分を選んで。
ボイルなどの調理法がおすすめです。

魚は毎食、取り入れ、
魚の油からエネルギーと、
炎症に効果的にはたらくω3系の必須脂肪酸を確保します。

その他、油脂からのエネルギー摂取は、
練りごまや、間食に種実類を取り入るなどして、
エネルギーとともに、
運動による物理的ストレスや
活性酸素の除去にもはたらく
ビタミンEの摂取もかねると効率的です。

その他、たんぱく質系食品の消化吸収を
助ける食材として、
大根やカブの生食から
ジアスターゼという消化酵素を確保するものおすすめです。

梅干しやレモンなど酸味から、
クエン酸とともに、
唾液分泌アップによる消化吸収能力のアップをはかるのも
一石二鳥です。

加工品を控え、
野菜、海藻、キノコ類などから
食物繊維をしっかり確保し、
消化の要である腸内の環境を整えておくことは
基本となります。

その上で、
プロのアスリートの方は、
食事にプラス、
プロテインなどの活用も、
トレーナーとともに
検討していくことも効率的かと思います。

たんぱく質を食べる結果、
余分な脂質や糖質、カロリーまで摂ってしまうことにならないように、
細かく、検討していくと安心です。

次回は、
○ ビタミンB群のはたらきと食材
○ 筋肉疲労と活性酸素を除去する栄養素
○ 水分摂取の重要性
このあたりを、まとめてみたいと思います。
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| | 2013/09/24 (Tue) 17:39 [編集]


Re: 栄養士の仕事について

じじさま
コメント、有り難うございます!
精神と栄養の関係は、
日本では専門とされる医師や栄養士が少ないですが、
とても大事だと思います。
糖尿病などと同じく、精神疾患にとっても、
薬は、対症療法でしかありません。

管理栄養士に関してですが、
医療現場ではたらくためには不可欠な資格となります。
なぜなら、
患者さんに栄養指導できるのは、
管理栄養士の資格がないとできないことが法律で定められています。

そして、医療現場において、
看護師や臨床検査技師、薬剤師などたくさんの専門家がおられますが、
管理栄養士は、
医師の他には唯一、
患者さんに直接、食事(栄養)に関して、
自身の判断と言葉で指導ができる、というのが特徴です。
もちろん、栄養指導に関しては、
医師から「食事箋」というのかがまわってきます。
これこれ、こういう指導をして下さい、
というのが基本にはあります。
ただ、
医療現場ではたらく管理栄養士の仕事は、
この、栄養指導の仕事よりも、
入院患者さんの給食の管理や、
雑務のほうが、ほとんど、という現場が圧倒的なようです。

外国では栄養士の仕事は細分化、専門家されています。
たとえば、
栄養指導が専門の栄養士。こういう方は、栄養学に加え、心理学や教育学の教育も受けます。
臨床栄養が専門の栄養士は、医師と同等レベルの生理学や臨床の知識を持ち合わせます。
給食管理が専門の栄養士。このような方は、衛生学、会計学などのプロフェッショナルでもあります。
スポーツ栄養が専門の栄養士もいます。

日本では、
こういう専門性をもった栄養士にはなれないのが実情かもしれません。
勤務してしまうと、
その勤務先での役割を果たすしかなくなります。
たとえば、病院では、
給食も、栄養指導も、衛生管理も、食品の発注管理も、経理もと、
いろんなことをやらされてしまうようです。

管理栄養士の資格は、
管理栄養士のコースがある大学を卒業後、
国家試験を受験するのが最短で、
その他のコースだと、
卒業後、実務経験が数年必要など、
かなり、資格取得まで年月がかかり、ハードルが高くなります。
わたしは、
薬ではなく、
栄養素がからだもこころも作っていると思うと、
予防医学の観点から
栄養素(食)とからだの関係に非常に興味を持ちました。
そして、
相手の食生活すべてを受け入れて、
その方の想いや症状を「食事」という形に変えてお渡しできるような
そんな栄養指導を自分の得意分野にしたい、
専門分野にしたいと、思い、現在に至っております。
そして、これからも、まだまだ勉強が必要だなと、痛感の日々です、、。

tamami oyanagi | URL | 2013/09/25 (Wed) 10:15 [編集]


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| | 2013/09/26 (Thu) 21:35 [編集]


Re: タイトルなし

今後のご活躍、期待しております!

tamami oyanagi | URL | 2013/09/27 (Fri) 10:54 [編集]


 
 

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