管理栄養士のローカーボ・キッチン

甘いバナナ

みなさんも、
すでに、
ご存知かと思いますが、
イギリスの
ある動物園で、
サルのえさにバナナを与えるのをやめ、
野菜中心のえさに切り替えたとのことです。

ニュースをたまたま見たとき、
思わず、笑ってしまいました。

情報元
http://www.cnn.co.jp/fringe/35042585.html

「人間の食用に甘さを強めたバナナは
野生のバナナに比べて高カロリーで糖分が多い。
そのため糖尿病になる恐れがあるほか虫歯の原因にもなるという。」

で、
バナナの餌を徐々に量を減らしていった結果、

「サルたちには目に見えて変化が現れた。
毛皮が厚くなって状態も良くなったほか、
タマリンやマーモセットといった小型のサルは攻撃性が薄れて群れが落ち着いたという。
バナナを恋しがる様子は見られないと広報は話している。」

とのこと。


バナナ1本(100g)
糖質量:21.4g
カロリー:86kcal。

ちなみに
精製白米ごはん軽く1膳(100g)
糖質量:36.8g
カロリー:168kcal

いずれも、
手軽にカロリーを摂りやすいが、
糖質が多く(血糖値が上昇=インスリンが追加分泌)
プロテイン、ビタミン、ミネラルなどの栄養価は低いのが特徴です。

それにしても、
昔、
子どもの頃、食べていた果物は、
とくに、柑橘類、
ものずごーく酸っぱかった。
いちごも。
トマトも。
今ほどは、甘くなかったような、、。

それでも、
20年以上前の話になりますが、
はじめての海外1人貧乏旅行inパリで、
借りていたアパルトマンの近所のスーパーで、
いちごを買ったのですが、
あまりの実の固さと、
酸っぱいというか味のなさにびっくりやらがっかりやら。
あ〜だから、欧米では果物をジャムとかに加工するんだな〜、
日本の果物はそのまま食べられる美味しさなんだな〜
などと思った次第ですが、
とくに日本の果物のように、
そのままでも美味しい果物を、
もっと美味しく=甘くと、
品種改良が進んでいくと、
ビタミンCより、
糖質の方が多くなったりして。

本来、自然な食物に、
美味しさ、便利さ、安さなど
人間にとって都合の良い価値観を持ち込み過ぎると、
不自然な食物になってしまう結果、
周りまわって、
本来、自然な生物の代謝にも、
不自然な結果を引き起こしてしまうのかもしれません。
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コメントコメント


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ヨーロッパで果物を召しあがったことがおありとのことですから、多分その辺は当時と大差ないようには思います、私も日本のほうが甘味が強いと感じました
バナナに至っては緑バナナを料理に使うとか、そのままでは日本人は食べられないものもけっこうありますね

すっぱい柑橘類も最近探すのが大変です
なるべく甘くないグレープフルーツや八朔などが安ければ子供達とシェアすることはありますが
箱売りの温州みかんは、ただただ甘い!!
イチゴももっと酸っぱかったのに今はどれもこれも甘く
リンゴなんて甘味が売りでもうがっかりです
甘味が勝っているのは野菜にも同じことが言えますね
トマトなんて甘ったるくてげんなりします
(スペインで食べたトマトに軍配が上がります!野菜くさくて美味しかったです)

こういうものが市場を席巻している背景にどういう戦略が潜んでいるのかはわかりませんが、味覚が幼児化してると思います

caorita@断酒継続中 | URL | 2014/01/17 (Fri) 23:20 [編集]


Re: タイトルなし

caorita@断酒継続中 さま

断酒、継続中なのですね。
わたしも、かなり量、減らして?というか、減りました。

> こういうものが市場を席巻している背景にどういう戦略が潜んでいるのかはわかりませんが、味覚が幼児化してると思います

味覚の幼児化。まさに、そうですね。

味覚教育という教育が、
フランスでは盛んです。

多民族国家フランスでは、
ワインとチーズなど
フランスの食文化の継承を、
幼少〜青年期にかけて、
食べて覚える味覚という概念を中心に、
国家プロジェクトとして
20年程前から毎年、秋に、
パリを中心に全国でイベントを開催するなどしています。
国が、国民の味覚に関与するということが、
良いかどうかは別として、
ジャンクな食べ物に毒されないために必要なものとは何なのか、
それは単にちゃんとしたものを食べさせる=記憶させるという教育の話なのか、
考えなくてはならない、わたくしの今後の課題のひとつでもあります。

tamami oyanagi | URL | 2014/01/19 (Sun) 07:44 [編集]


大柳先生

突然の書き込み失礼します、糖質制限を軸に自然科学や現代学でマイナーな記事を書き続けるgiga8plusと申します。

先生のブログは糖質制限のレシピ本を入手した経緯で
辿り着き、減量や糖質量といった医学情報に加えて
対人面や災害面など現代社会も向き合う内容の豊富さに
魅力を実感しています。


サルのエサにバナナを廃止、ですか、、、。

私はカブトムシが糖分の摂りすぎで足が取れたり
ブラシが固まる現象は存じておりますが、
この情報は全く初耳でした。

ただ、彼らは自然界ではあのような甘い物をヒトと同じく
食べてこなかったしない為、冷静になってみればむしろ
当然ですね。

そして、報道された途端話題になるという事はそれだけ
常識の影響力と国民の思考面が悪い事を意味していると
いう事も気づかされます。


品種改良に関しても同感で、私が博物館で見た野生の梨も
市販の物に比べて固くて実も小さかったため、
肥育した家畜や魚も含めて栄養価よりも人々の好みに
変えられていて原種とは別物に近かったですね。

同時に、当時は思わなくとも今になって思えば
「あの様なものを食べていれば病気になるのが当然だ」
と思わされました。

giga8plus | URL | 2014/08/01 (Fri) 16:08 [編集]


Re: タイトルなし

giga8plus さま

コメント、有り難うございます!
お返事が遅くなりまして、失礼致しました、、。

ヒトは、
400万年の進化の歴史のうち、
前農耕時代が399万年と言われています。

つまり、
わたしたちヒトの消化管機能は、
前農耕時代の食物(栄養)に適応し、
穀物を食べるようには、まだ適できていない、
という糖質制限理論の柱になる事実があります。

それに加え、
現代人が摂取する糖質の「質」も、
消化管機能に適応できないことに、
拍車をかけているように感じています。

穀物や甘味料を精製するという技術に加え、
野菜や果物や芋類などの品種改良など、
全農耕時代に食べていた
すっぱい?!果物や、固い植物の根っこなどの糖質とは比べ物にならないほど、
現代社会にある糖質は、
血糖値を上げやすい、
甘い、軟らかい形態に変化していると思われます。

399万年かけて得たヒトの代謝(内なる自然)に、
できるだけ、あわせていく知恵が必要ですね。

tamami oyanagi | URL | 2014/08/06 (Wed) 13:49 [編集]


 
 

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