管理栄養士のローカーボ・キッチン

血糖値は、心(脳)にも影響を与えます

千葉県柏市の通り魔事件、
犯人が捕まったとのニュースで、
とりあえず安心でした。

地元・吉祥寺でも、
前になりますが、
金銭目的で若い女性が刺し殺されました。

三重県では、
花火帰りの中学生女子が殺害された事件の犯人が、
先日、逮捕されたとニュースがありました。

このような事件を目にするたびに、
事件を起こした人は、
どんな食事(栄養)を摂っていたのだろうかと、
職業柄、非常に気になります。

心(脳)も、
栄養素でできています。

心(脳)の状態は、
やる気、
落ち着き、
そのバランスを保つ
3種の神経伝達物質のはらたきによって作られています。
これらの神経伝達物質をつくるには、
アミノ酸、つまり、たんぱく質が必須です。

お肉やお魚、貝類、卵、大豆製品を、
添加物や加工油脂、酸化油脂など
腸内環境を(消化吸収能力)を悪化させる摂り方ではなく、
シンプルに食べていたのだろうかと、
気になります。

そしてもうひとつ、
血糖も、脳に大きな影響を与えます。

菓子パン、ラーメン、おにぎり、スナック菓子、
清涼飲料水など、
糖質に偏った食事は、
その都度、血糖値を上げます。

血糖値が上がれば、
よほどその後、運動をして筋肉を使わない限り、
血糖は、インスリンというホルモンによって
筋肉や肝臓にブドウ糖を運びこまれ、
余った等は中性脂肪にかえて脂肪細胞に運びこまれ、
血糖を下げます。

しかし、このとき、血糖が下がり過ぎる方がいます。

それが機能性低血糖症です。

まだインスリンが出るし、効くけれど、
もうインスリンを出す膵臓が疲弊し、
出さなければいけないタイミングを外れたり、
出しすぎたりすることによって、
血糖値が下がりすぎてしまうのです。

低血糖は命に関わります。
なので、生体は、
血糖を上げるシステムを幾重にも準備しています。

代表的なのは、
興奮系のアドレナリン、ノルアドレナリンなどホルモンの放出です。
この結果、血糖を上げることができます。
しかし、
アドレナリン、ノルアドレナリンが大量に放出されると、
動悸、手足のしびれ、筋肉のこわばり、頭痛などの身体症状の他、
精神面では、
イライラ、不安感、恐怖心などがあらわれることがあります。

血糖が上がると、
また下げようとしてインスリンが分泌。
血糖が下がり、
また上げようとして興奮系のホルモンの放出、、、
と、
悪循環になってしまうと大変です。

そのうち、
インスリンがでなくなる、
あるいは
効かなくれば、
糖尿病です。

血糖の乱高下があるうちは、
気分的にも
イライラ、落ち込み、不安感、疲労感など、
乱高下します。

カッとなって
後先見境なく起こす行動の背後の、
栄養の問題がありはしないか。

食物(栄養)が体も心も作るという、
栄養学の科学的知識が、
あまりになさ過ぎると、
人は、どうしても、
安価で、手軽で、美味しいものが食事だと勘違いしてしまいます。
体や心をつくるものではなく、
空腹を満たすものが食事だと勘違いしてしまいます。

安価で、手軽で、美味しいものは、
栄養素が糖質と酸化油脂、トランス脂肪酸に偏ったものが多いです。
菓子パン、インスタント食品など。

繰り返しますが、
血糖値の乱れは、
ホルモンバランス(心)の乱れを起こします。
そして、
血糖の乱れを起こす
糖質にかたよった食事は、
アミノ酸やビタミン、ミネラルなど、
心の材料の不足につながります。

若い人だけではなく、
最近は、
電車の中で大きな声で携帯電話で話をしていたり、
スーパーでレジの方にキレている高齢者も
目にします。

わたしたちは、
心も体も、食べ物(栄養素)でできているという食の意味を、
広く、再認識できる場が必要だと強く感じています。
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コメントコメント


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低血糖症について

いつも楽しく拝見しています。
私、半年前の健康診断で糖尿病と診断され、以来、低糖質な食生活を実践し正常値に戻すことができました。
最近、低血糖症という症状を知りました。私も、仕事上のストレスで不眠症などがあり、精神科の病院に通院していることもあり、ひょっとしたら、血糖値の上下動による精神への影響があったのではないかと思い返す今日この頃です。
最近、会社でも、いわゆる切れる職員が、しばしば見られます。年齢に関係なく、些細なことで、感情的になることから、精神的に追い詰められているのかと皆、思っておりますが、もし、これが低血糖症による症状だとしたら、会社としてはこれまでと異なる対応を考えなければなりません。
効率的な業務の遂行のため、職員の食生活に配慮する時代がきたのかと思っております。

森林男 | URL | 2014/03/06 (Thu) 21:16 [編集]


初めてコメントします。
いろいろ、参考にさせていただいています。
ダイエット目的で糖質制限1年半
体重-15k
毎日弁当を作っていますも。

食事は脳に影響する まさに実感しています。
冷静になって、あまり悲観的にならない自分がいて、不思議に思っていた最近でした。

あまりにも、同じ考えだったのでコメントしました。

つばさ | URL | 2014/03/07 (Fri) 07:36 [編集]


こんにちは

彼らがどのような食事をしていたかはわかりませんが、かつてオウム真理教が社会問題としてマスコミを賑わせていた頃、軟禁生活の際に「とにかく炭水化物をたくさん摂らせてマインドコントロールしやすくする」という話を聞きました
当時は意味がわかりませんでしたが、もし本当だとすると怖い話ですね

キレやすい人、確かに増えています
中高年世代に多いのがみっともない・・・

caorita@チョコレート依存症 | URL | 2014/03/07 (Fri) 11:48 [編集]


Re: 低血糖症について

森林男さま
コメント、有り難うございます!

低血糖症の方、潜在的には、けっこういらっしゃるんじゃないかと
わたくしも感じています。
糖質を摂りすぎない食品の開発が急務ですね、、。
今こそ、食品メーカーが公衆衛生に貢献できるときはありません。

tamami oyanagi | URL | 2014/03/08 (Sat) 10:35 [編集]


Re: タイトルなし

つばささま

コメント、有り難うございます!

> ダイエット目的で糖質制限1年半
> 体重-15k
> 毎日弁当を作っています。
すごい!!
是非、継続して下さい!!
これからも宜しくお願い致します。

tamami oyanagi | URL | 2014/03/08 (Sat) 10:36 [編集]


Re: タイトルなし

caorita@チョコレート依存症 さま

> かつてオウム真理教が社会問題としてマスコミを賑わせていた頃、軟禁生活の際に「とにかく炭水化物をたくさん摂らせてマインドコントロールしやすくする」という話を聞きました
ひえ〜〜!!
知りませんでした!
さすが、というか、科学は大事ですね。

tamami oyanagi | URL | 2014/03/08 (Sat) 10:37 [編集]


 
 

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