管理栄養士のローカーボ・キッチン

「糖質オフ するならどっち?」

この度は、糖質制限食の実践に関する本を、
宝島社より上梓いたしました。
レシピ本以外のはじめての書籍となります。

IMG_1378.jpg

http://www.amazon.co.jp/糖質オフするならどっち-大柳-珠美/dp/4800240484

出版社からの商品紹介と、
おわりに、をペーストします。

糖質オフの実践に、本書をお役立て頂けましたら幸いです。


◼️内容紹介
血糖値が気になる方、減量したい方にかぎらず、いまや長生きするために「糖質オフ」は新常識になりつつあります。
しかし、ただ主食を抜くだけでで本当にいいのでしょうか?
本書では、イマイチわかりづらい食材のえらび方を「サーロインステーキと和風ハンバーグ、糖質量が低いのはどちらか」など、クイズ形式で一挙紹介。
話題の油や小麦の質、人工甘味料についてもわかりやすく解説。
糖質オフを楽しく学べる一冊です。


◼️おわりに
 糖質を控え、食事の度に血糖を上げることなく、たんぱく質や脂質など必須栄養素を確保する食事は、ヒトの栄養として自然なものであると考えます。
 なぜなら、本書でもくわしく述べましたが400万年といわれる人類の進化の過程で、人類が米や麦など農耕をはじめたのは1万年前。399万年という大半をヒトは、米や麦など糖質を多く含む食品ではなく、昆虫や動物の肉、骨髄、魚介、卵、種実、雑草、海藻など、たんぱく質と脂質、そして食物繊維を摂取していたと考えられているからです。
 ヒトの消化管機能にとって糖質の摂取は不自然なことであり、ましてやこの100年足らずのうちに広まった、品種改良や精製された穀物、砂糖などの甘味料、菓子類、トランス脂肪酸や人工甘味料などの摂取には、とうてい適応できないと考えられます。同時に、主食に偏った食事の弊害は、ヒトの生命維持に必須の栄養素、たんぱく質と脂質に加え、栄養の吸収や免疫の要である食物繊維の不足が心配されます。だからこそ、糖質オフに加え、オンする食品の「質」が重要であると考えます。
 もうひとつ、糖質は血糖値を上げる唯一の栄養素であるという事実も、知っておきたいものです。
 現在、世界的に食後高血糖の弊害が指摘されています。肥満をはじめ、糖尿病、がん、アルツハイマー型認知症など現代病ともいえる疾病のリスクを高めることが懸念されているのです。
 日本の医学界でも、糖質制限食は話題になっています。主食に偏った食事を続けると糖尿病だけでなく、血糖値の乱高下や栄養欠損が起こりやすくなります。それが原因と考えられるさまざまな疾患において、糖質制限食の有効性が注目されているのです。さらに、余分な体脂肪は減らしても、筋肉量は減らさないダイエットに有効な食事療法としても、テレビや雑誌など多くのメディアでとりあげられ、もはや糖質制限食は聞きなれない食事療法ではなく、誰もが知るところとなりました。
 しかし、それと同時に、糖質制限に関する情報は、さまざまなメディアを通じて断片がクローズアップして伝えられる機会も増えているように感じていました。また、糖質を減らす結果増えるおかずの質、例えば食品添加物や酸化油脂の問題にまで網羅して解説できる機会が少ないことも懸念していました。そんな折、宝島社の編集者から今回のお話を頂き、この度、本著を上梓させて頂く運びとなりました。
 糖質制限の“制限”は否定ではないと考えています。コントロールなのです。ヒトの消化管機能に適応した栄養という生命科学を知ったうえで、個々人の一生のなかで糖質とどう付き合うのか、何をどう食べるのか、その時々の価値観や生活と折り合いをつける必要があります。そんなとき、どんな視点を持っておくと日々の食卓に役立つのかを考えながら“どっち?”の項目をたてて執筆しました。
 これから糖質オフをはじめる方も、すでに糖質オフをされている方も、安心、安全な糖質オフの実践に、本著をいつも身近において頂けましたら幸いです。

2015年5月 管理栄養士 大柳珠美
スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

「糖質オフ するならどっち?」読みました

対比していて、クイズのようで、楽しく読みました。
読みやすくていいなと思いました。

>糖質制限の“制限”は否定ではないと考えています。コントロールなのです。

 ヒトの消化管機能に適応した栄養という生命科学を知ったうえで、個々人の一生のなかで糖質とどう付き合うのか、何をどう食べるのか、その時々の価値観や生活と折り合いをつける必要があります。

そのとおりだと思います。

長谷川 清久 | URL | 2015/05/30 (Sat) 05:53 [編集]


Re: 「糖質オフ するならどっち?」読みました

長谷川さま
いつも有難うございます。
糖質をオフするだけでなく、
オンする栄養を考える事も大切だと感じています。


> 読みやすくていいなと思いました。

> >糖質制限の“制限”は否定ではないと考えています。コントロールなのです。
>
>  ヒトの消化管機能に適応した栄養という生命科学を知ったうえで、個々人の一生のなかで糖質とどう付き合うのか、何をどう食べるのか、その時々の価値観や生活と折り合いをつける必要があります。
>
> そのとおりだと思います。

tamami oyanagi | URL | 2015/05/30 (Sat) 11:35 [編集]


 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)