管理栄養士のローカーボ・キッチン

トランス脂肪酸

7月に入りましたが、
しとしとと、
梅雨らしいお天気が続いています。

さて、本日は、
いつも糖尿病の治療や栄養に関する幅広い健康情報を
提供下さいます、
長谷川さんから今回、
「トランス脂肪酸が記憶力を低下させる可能性」
という記事をご紹介いただきましてので、
こちらでもご紹介したいと思います。


以下。

トランス脂肪酸は炎症をもたらすだけでなく、脳機能に重要な役割を担うオメガ3脂肪酸の産生を阻害するとも考えられている。

 また、米国栄養・食事療法学会(AND)のJim White氏によると、トランス脂肪酸は気分、食欲、睡眠を制御するホルモンであるセロトニンの値に影響を及ぼす可能性もあるという。これまでの研究では、トランス脂肪酸の摂取量の多い人にうつ病が多いことが示されていると同氏は指摘する。

 この知見が発表される前日には、米国食品医薬品局(FDA)が、トランス脂肪酸の主な摂取源である部分水素添加油(PHO)の食品への使用を3年以内に廃止することを求めると発表したばかり。

 米国の食品メーカーは2003年以降にトランス脂肪酸を86%削減しているが、それでも依然として、平均的な米国人は1日当たり5〜6gのトランス脂肪酸を摂取しているという。

 「通常は食事から何かを完全に排除することは勧められないが、トランス脂肪酸が含まれるものは一切摂取すべきではない。害以外の何物でもない」とWhite氏は話している。

 今回の研究では、分析対象となる女性の数が足りなかったため男性についてのみ検討しているが、女性にも同様の影響があると考えるのが妥当だとGolomb氏は述べている。

原著論文はこちら
Golomb BA, et al. PLoS One. 2015 10: e0128129.

以上。

アメリカでは、
人工のトランス脂肪酸が多く含まるものとして、
電子レンジポップコーン、
クッキー、クラッカー、マフィン、ドーナッツやパイ、
ピザ生地、マーガリン、コーヒークリーム、
フライドポテトやポテトチップスなどの揚げ物などがあるようです。

日本でもお菓子好きなら、よく食べるものが目立ちますね。
そして、これらに共通しているのは、
糖質も多いこと、、。
ダブルで、よくありませんね、、、。

「国民健康・栄養 調査」(2010年度)によると、
国内の225人(30~69歳)を対象とした
16日間の食事記録(2002~2003年に実施)からの
トランス脂肪酸の1日当たり平均摂取量は、
女性で1.7g/日(摂取総エネルギーの 0.8%)、
男性で1.7g/日(同 0.7%)で、
WHOが勧告する最大摂取量である
「1日当たりの摂取エネルギー量の1%未満」の基準よりやや少ないです。

しかし、
特に都市部在住30~49歳の
女性は24.4%
男性は5.7%がWHOの基準を大きく超え、
その要因として、
菓子類等の摂取が多い傾向が挙げられています。


日本ではトランス脂肪酸の使用は禁止されていません。
しかし、最近、
コンビニや、
製パンメーカー、
マーガリンを扱うメーカーなど
自主的に、
人工のトランス脂肪酸低減をすすめているところも出始めています。

ということは、
せめて、
トランス脂肪酸を禁止しないなら、
トランス脂肪酸含有量の表示義務をしていただけたら、
消費者が自由に選べるので良いかと思います。
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