管理栄養士のローカーボ・キッチン

「食べながら血糖値を下げる 朝昼晩ごちそうレシピ」

2016年2月29日
「食べながら血糖値を下げる 朝昼晩ごちそうレシピ」を
徳間書店より上梓いたします。

糖尿病の方のための、
安心、安全、栄養満点の、
おいしく続けられる糖質制限食の実践を紹介しています。

毎日、毎食の
おかずの組み立て方の参考になるよう、
積極的に摂りたい8大食品を挙げ、
糖質オフだけでなく、
高血糖状態が長く続いていたことで不足しがちな
ミネラルについて、
そして
抗酸化も視野に入れて栄養を組み立てました。

本文およびコラム原稿の執筆も担当しましたが、
コラムでは、

カロリー不足もカロリー過多もNG
摂りたい油と避けたい油
小食な方と大食漢な方の糖質制限食
甘味料の新しい整理の仕方

などなど
記事にしています。


巻頭(理論編)では、
八女発心会
姫野病院
糖尿病・腎臓病内科医
姫野亜紀裕先生より、
「上手に血糖をコントロールして
より幸せなライフスタイルへ」と題し、
糖尿病の専門医として、
血糖コントロールの重要性や心構えをお聞きしました。

料理とスタイリングは
フードコーディネーターの
みなくち なほこさんにお願いしました。

食材の糖質量をチェックしながら、
抗酸化力のある食材、
腸内環境に良い発酵食品や食物繊維、
ミネラルが摂取できる海藻や大豆製品など、
いろんな栄養素と食材をリクエストし、
おいしく斬新なレシピに組み立てて頂きました。


2型糖尿病の家族と一緒に、
糖質制限食を実践して、
今年で10年になります。

当時、手の指のしびれで、
近所の内科医にかかったとき、
空腹時血糖値は230mg/dl。
γGTP
110 IU /dl

GOT・GPT
53・59 IU /dl

医師からは、
カロリーを制限して、
ごはんをしっかり食べ、
野菜をたくさん食べて、
肉は控えめに、
油脂も控えて、
お酒はやめて、
と、
食事指導を受けて帰ってきましたが、
すでに、
わたくしが糖質制限食を実践していたこともあり、
その夜から、
主食を3食抜き、
本書で紹介しているように、
魚介、肉、卵、大豆製品をシンプルに組み合わせ、
野菜、海藻、きのこなど食物繊維をたっぷり主食代わりに添え、
良質な油脂は適宜、取り入れ、カロリー不足を避け、
晩酌のビールや日本酒は、
ハイボールや焼酎に変え、
1年後。

この間、
投薬、インスリン注射はいっさいなしで、

空腹時血糖値
111mg/dl

HbA1c
4.8%

γGTP
22 IU /dl

GOT・GPT
18・13 IU /dl

と見事に改善。

体調も良いようで、
現在も、
基本、3食主食は抜きで、
1ヶ月に数回あるかないかで、
ラーメン、そば、パスタなど
好物の麺類を(半量にしてもらうなど残しながら)食べる程度で、
毎晩、晩酌をし、
元気に仕事をし、
過ごしています。

麺類など糖質を食べるときだけ、
主治医に処方していただいている
グルコバイとグルファストを服用し、
そのときだけ、
膵臓にがんばってもらって、
インスリンを出してもらっています。

本人曰く、
糖質は良くない。
それが本質ではあるけれど、
食べたい糖質を一切、口にせず長生きを目指したところで、
100年足らずの人生の中の、
糖尿病がわかってからの40〜50年足らずの人生、
次の瞬間には、
たとえば、
事故に巻き込まれて亡くなる可能性もあり、
適度に糖質も楽しむ存在があっても良いと、
「実存的糖質制限食」を続けたいとのことで、
わたしも同感です。

それでも、
本質がわかってしまった以上、
毎日、毎食、
主食を食べることはしませんでしたし、
今後もしたくはありません。

今後も
本質と存在をハンドリングしながら、
スマートに、
糖質制限食を実践していきたいと考えています。

そのような想い、
そして
10年間の糖質制限食の実践で得た経験を、
本著に込めました。

糖尿病の方の、
投薬に頼りすぎない治療食のひとつとして、
糖質制限食の実践に、
本著をお役立て頂けましたら幸いです。


「食べながら血糖値を下げる 朝昼晩ごちそうレシピ」(徳間書店)
http://www.amazon.co.jp/食べながら血糖値を下げる-朝昼晩ごちそうレシピ-タウンムック/dp/4197104367
スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

先生、朝昼晩ごちそうレシピ、アマゾンで購入し、さっきイギリスに到着しました、すごく嬉しいです!
こちらでは手に入りにくい食材も多いですが、こういう本が手元にあると、こちらで手に入る食材で、何とかしてみようという気持ちになれます!
今日は今さらながらの質問です。こちらの病院では、糖尿病になってしまわない限り、ヘモグロビンA1cの数値しか測ってくれず、食事を抜いて行っての検査等はしてもらえません。ということは、ヘモグロビンA1cの値さえ大丈夫であれば、心配することはありませんか?
どうぞよろしくお願い致します!

Kay | URL | 2016/03/18 (Fri) 02:15 [編集]


Re: タイトルなし

Kay さま
お久しぶりです!お元気ですね!
> 先生、朝昼晩ごちそうレシピ、アマゾンで購入し、さっきイギリスに到着しました、すごく嬉しいです!
有り難うございます!

> 今日は今さらながらの質問です。こちらの病院では、糖尿病になってしまわない限り、ヘモグロビンA1cの数値しか測ってくれず、食事を抜いて行っての検査等はしてもらえません。ということは、ヘモグロビンA1cの値さえ大丈夫であれば、心配することはありませんか?
ヘモグロビンA1cは、1〜2ヶ月間の血糖の平均値と考えるとわかりやすいです。
もちろん、ヘモグロビンA1cが高くなれば、血糖が高い状態が多く続いていたことが想像され、
よくないわけですが、
もっとよくないのは、
平均値より、
リアルタイムの高血糖です。
高血糖になっても、
たとえば薬を飲めば血糖は下がって
ヘモグロビンA1cは高くでないかもしれませんが、
食後高血糖になってしまった事実は消せません。
食後高血糖を防ぐことが肝心ですので、
そのためには、
自己測定器で食後、血糖を測定されるのがいちばん安心な
血糖コントロールの可視化ではないかと考えます。

tamami oyanagi | URL | 2016/03/20 (Sun) 09:26 [編集]


 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)