管理栄養士のローカーボ・キッチン

肉や魚が苦手な方に


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糖質制限理論を知り、
実践をはじめてから
10年になりました。
当時は3食主食を抜くは当然、
(これは今でもそうですが)
甘味料も、
根菜も、
野菜や大豆製品ですら、
少しの量の糖質でさえ、
かなり神経質に気にしていました。

10年、続けるうちに、
糖質はゼロとはいえ、
人工甘味料を使うくらいならまだ
発酵食品である
本みりんを使う方が良いのではないか、
とか
大豆製品からはミネラルが摂取しやすいこと、
野菜からは色素成分(カロテノイド)が摂取できることなど、
糖質をいかに低くするか、
という視点だけでなく、
プラスアルファが少しずつ、増えていって、
糖質制限理論は、
栄養学を総合的にみるための、
基礎で、
それだけが目的となるものではないように感じています。

それにしても現代人は、
あきらかに糖質の過剰摂取、
それも、
精製、加工された糖質の過剰摂取に陥りやすいことは
明白であると思います。

それと同時に、
糖質制限理論が教えてくれたことは、
とくに、
糖質に偏る食事をする人ほど、
栄養不足に陥りやすい傾向があるということです。

糖質の多い食品は、
手軽で、安価で、
おいしいと感じながら、
それだけで空腹や嗜好をみたせるものが多いと思います。

おにぎり。
チャーハン。
オムライス。
サンドイッチ。
食パン。
菓子パン。
焼きそば。
ラーメン。
うどん。
などなど。

これらの糖質たっぷりな食事に共通しているのが
タンパク質の不足です。

実際、今、
とくに高齢者のタンパク質不足は専門家からも問題視されています。

2013年11月12日(火)放送
「クローズアップ現代」というNHKの番組の内容が
HPでみられるようになっています。
こちらです。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3429_all.html


東京都健康長寿医療センターの調査の一例として、
ある高齢者の女性の1日の食事が紹介されていますが、

朝は食パンと牛乳。
昼はごはんと焼き鮭1切れ。
夜のメインは野菜炒め。

1日3食は食べているものの、
摂取したタンパク質の合計は39g。
所要量を満たせていないことがわかりました。

この女性は、
肉を食べるのは1週間に2回ほどだそうで、
その理由は、
肉を食べたらコレステロールが上がるから敬遠してきたとのこと。

こうなるのも当然かもしれません。
肉た卵を食べるとコレステロールが上がると、
栄養士の養成校でも長年、教育されてきました、、、。

もちろん、
肉を食べるといっても、
脂身ばかり、
加工品ばかりではいけないことなども合わせて、
肉がいいというと、
今度は肉だけに偏りがちですが、
魚も重要(オメガ3、ビタミンDの摂取に不可欠)なこと、
大豆製品からはミネラルが摂取できること、
正しい栄養学の知識を、
総合的に、
日常の食卓に落とし込んで、
丁寧に情報提供していく必要があります。

フランスの法律家で
「美味礼讃」を著した美食家として知られる
ブリア=サヴァラン(ジャン=アンテルム)の名言に、
「どんなものを食べているか言ってみたまえ。
君がどんな人間であるかを言いあててみせよう。」
とあるように、

いつ、何を、どう食べるのか、は、
個人の自由であり、
食べ方は生き方であるとも言えます。

しかし、
その前提には、
食(栄養)は命の直結するものである以上、
栄養学という科学の正しい知識を持った上で、
いつ、何を、どう食べるのかを
自由に選択できるのがフェアであると考えます。

知って脱線するのと、
知らずに脱線するのとでは大違いです。

高齢者の低栄養のはなしにもどりますが、
東京都健康長寿医療センターの調査では、
病気のない高齢者1,000人以上の栄養状態を
20年以上にわたって追跡調査した結果、
「アルブミンの値が低い人たちは、
そうでない人たちより生存率が低い、
つまり、長生きできない傾向があると分かってきました。」

「ほかにも、認知症の前段である
認知機能の低下を引き起こすリスクが2倍。
脳卒中、心臓病のリスクは2.5倍に上がる、
という結果も出ました。」


加齢にともない、
アルブミンを作る力が徐々に弱まる傾向にあるため、
高齢者は意識して、
肉などのたんぱく質を多くとらないと、
老化が早まり、
さまざまな病気が進行する要因とまとめられています。

それでも、
味覚的に、
タンパク質を摂取しにくいという方に、
ちょうど良い食品が開発販売されましたので
ご紹介します。


手軽に摂れるタンパク質
「お魚ペプチド」

生物価の高い魚肉ペプチドを使用し、
しょうが風味の鶏ガラ味に仕上げたスープの素です。

昨年から何度も試作を繰り返し、
監修させていただきました。

味がしっかりついていますので、
スープなど、
味付けはこれだけでOKです。

「お魚ペプチド」
をお椀に入れて、
すりおろした生姜、
カットわかめ、
いりごまなどを加えて熱湯を注げば、
スープを飲みながら
タンパク質が手軽に確保できます。

一番おすすめの食べ方は
ドレッシングです。

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「お魚ペプチド」
に、
アマニ油(オメガ3)、
お酢を混ぜ合わせるだけで、
ドレッシングになります。

野菜、海藻、きのこなど
さっぱり、たっぷり、
抗酸化物質、
食物繊維をとりながら、
タンパク質を手軽に確保できます。


ご高齢の方に限らず、
肉や魚が苦手な方、
アスリートや成長期など
多くのタンパク質が必要な方の
毎日の食卓に、
手軽にスプーン1杯、
おいしく手軽なタンパク質摂取に
お役立て頂けましたら幸いです。


「お魚ペプチド」
■内容:1袋150g
(縦18cm×横12cm×厚さ3.5cm)
■販売価格: 2,700 円(税込)

オーソモレキュラー.jpモールで発売中。
http://www.orthomolecular.jp/shop/shop1/html/products/detail.php?product_id=26


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| | 2016/03/26 (Sat) 23:23 [編集]


Re: タイトルなし

みかさま
食後のインスリンの過剰分泌は糖質を摂取していれば避けられないです。
なので、糖質制限は有効です。
市販のふすまパンは、人工甘味料やトランス脂肪酸の心配もあるので、
一度、やめてみてはいかがでしょう。
腸内環境を整えるためにも、
加工肉、乳製品からのタンパク質摂取はやめ、
肉は赤みをゆでるだけ、
魚を積極的に、缶詰(オイル漬け、蒲焼以外)活用し、
焼き魚、ほたてやたこのボイル、食べる煮干し、かつおぶし、
しらすなど、シンプルに。
大豆製品も、厚揚げ、油揚げは控え、
豆腐、納豆、枝豆、蒸し大豆、冷凍枝豆、無調整豆乳を出すだけ、
卵はゆで卵で、
そこに、食物繊維を毎食、完食でもたっぷり、添えます。
野菜は緑野菜をゆでて、
キャベツやきゅうりをみそをつけておやつに。
海藻は、毎食、とろろこんぶ、カットわかめ、焼き海苔、
がごめこんぶ、ところてんをおやつになど。
こんにゃくは、しらたきを野菜やゆでた豚赤み肉と
塩焼きそば風に炒めたり、
刺身こんにゃくを口さみしいときに食べたり。
きのこは、おつゆにたっぷり入れて。
おからも使えます。
食品添加物や酸化油脂を避けるためにも、
加工品には頼らず、
食材をシンプルに
とくに、食物繊維をたっぷり食べて
腸内環境から整えてみるのもオススメです。

tamami oyanagi | URL | 2016/03/31 (Thu) 08:48 [編集]


先生ご丁寧にありがとうございます!
確かに加工品ばっかり食べてる気がします。シンプルな料理に取り組んでみます。
低糖質パンは購入もしているのですが、自作もしています。甘味料はエリスリトールやラカントを使用していますが、それは食べてもいいですか?
そんなに大量ではなく朝昼食パン1枚程度なのですが。。。
インスリン過剰だから食事をこまめにと主治医に言われたので、捕食は今は自作の大豆粉のブラウニーなのですが先生の仰るように栄養のあるものを取り入れて見たいと思います。
ただ、仕事中はチーズやゆで玉子になってしまうかもしれませんが。。
元気にすごしたいので頑張ります!

みか | URL | 2016/03/31 (Thu) 14:08 [編集]


こんにちは、いつも参考となる情報ありがとうございます。お魚ペプチドはタンパク質不足の現代人にはこれは必要ですね。
ところでお魚ペプチドは離乳食に使えますか?
ベビーフードやお粥に入れてもいいでしょうか?

院長 栗木安弘 | URL | 2016/05/09 (Mon) 16:35 [編集]


Re: タイトルなし

栗木安弘先生
こちらこそいつもご教授有難うございます。
おさかなペプチド、おかげさまで好評を得ております。
おすすめは、
おさかなペプチド大さじ1弱に、醸造酢大さじ1、アマニ油大さじ1をまぜて、
ドレッシングにする食べ方です。
野菜好きでタンパク質が苦手な方に、
さっぱりと無理なくタンパク質を摂取していただけます。
離乳食への利用ですが、
ペプチドまで細かくなっていますので、
肉や豆腐などと比べると消化の負担は少ないかと思います。
しかし、塩味がついていますので、味の濃さの調整が必要でしょうか。
逆に、おさかなペプチドを塩の代わりの味付けにつかうと、
少量でもコンスタントにタンパク質摂取に繋げやすいかと思います。

tamami oyanagi | URL | 2016/05/13 (Fri) 06:35 [編集]


 
 

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