管理栄養士のローカーボ・キッチン

何をどう食べるか〜消化管機能からの考察1〜


GWいかがお過ごしですか。
私は、今週は、用事が山積みなので、
遠出など終日、連日と休日を楽しむことはできませんが、
合間をみて、
神宮球場へ大学野球を応援しに行くか、
ヨガですっきり気持ちよい汗をかきながらリラックするか、
を予定しています。

さて、前回から時間が経ってしまいました。
どう、まとめるか、
ステージの違う要素(学問)がからみあうため、
まとまりをつけるのに時間がかかってしまいました。
(まだまとまっていない手探りの状態ですが)
一度には到底、書き入れないので、
何回かにわけて書き進めながら
まとめてみたいと思います。


糖質制限食では、
糖質を制限することばかりに話題が集中しやすいかもしれません。
単純でわかりやすいはなしです。
糖質が多い食材を食べない。
それだけです。
すると、
なら、どこまの糖質量なら許容範囲?
という論になり、
20gか、40gか、というはなしに発展していきます。

わたしの個人的な意見では、
科学的な側面だけでみれば、
糖質は、
血糖と、
インスリンを追加分泌量が少ないほどいい、と考えています。

社会的な現実からみれば、
またステージが違うはなしになるかと考えます。

今日は、糖質量のはなしではなく、
糖質(主食)を制限する結果、
何を、どう食べるかを、
総合栄養学的に考えていきたいと思います。

そこが明確にならない以上、
いつまでたっても、
たとえば、
糖質制限食は肉食だから
飽和脂肪酸過多になるから、
食物繊維が不足するから、
などなど、
さまざまな憶測的理由で、
栄養学的に危ない!と
言われ続けてしまうかもしれません。

血糖を上げる栄養素は基本的に糖質だけ。
人類の、
進化に対する時代の尺度は長く、
(前農耕時代が長く)
糖質の過剰摂取は
ヒトの消化管機能にまだ適応していないためか、
食後高血糖は、
糖尿病だけでなく、がん、アルツハイマー、肥満など
さまざまな現代病の原因として指摘されています。

「予防は治療に優る」
糖尿病や現代病になる前に、
糖質の正しい科学を広めて、
糖質の過剰摂取には気をつけていきたいものです。


その上で、
健康を維持するためには、栄養は必要です。
主食さえ抜けば、
糖質さえ制限すれば
何をどれだけ食べていいとは私は考えません。

わたしたちは、心(脳)もからだもすべて、
食べたもの(栄養)でできています。
脳も、
その乾燥重量の半分はタンパク質、半分は脂質です。
細胞膜も脂質からつくられます。
コレステロールやホルモンも脂質がないと作れません。
ゆえに、
どんな脂質(種類)をとるかはとても重要です。
脂質は、
食べた脂質の質や種類が、
自身の脂質にダイレクトに影響を与えるからです。

オレイン酸を豊富に含む
ドングリを食べて育ったイベリコ豚が、
オレイン酸はもとより、
ビタミンB群、ビタミンE、抗酸化物質など
他の豚にない様々な成分を含むように。

脂質のはなしもまたの機会にまわし、
主食を抜く糖質制限食の実践で、
まず考えておきたいのが、
腸内環境によい食事(栄養)とは。です。

腸の機能は、まず、食べ物の消化、吸収です。
しかし、食べ物にはさまざまな菌が付着し、
中には、食品添加物や毒素などの整体異物も含まれており、
さらには、細菌やウイルスなどの病原菌の侵入経路でもあります。

そのような外界からの病原体の侵入を食い止める、
最大の免疫器官が腸です。

そのような生命と健康維持に、
大事な役目をもつ腸は、
人だけでなくあらゆる動物で、
最も早く発生する器官と言われています。

最近は、
腸と自律神経の関係にも注目が集まっています。
自律神経は、脳ではなく、
腸神経が
交感神経と副交感神経をコントロールすることが
わかっています。

脳からは独立して、
腸が状況を認識し、考え、判断する機能であることから、
腸は第二の脳と言われています。

腸内細菌も重要です。
アレルギー、肥満、自閉症も、
腸内細菌と深く関係することが明らかになっています。

腸内細菌を育て、腸内環境を整えるためにの栄養は、
とても難しいです。

なぜなら、
現代人の栄養(食品)の中には、
たくさんの薬物、毒素、微生物などが含まれるだけでなく、
排気ガス、タバコ(副流煙)など
さまざまな環境汚染物質などにもさらされる
過酷な環境下におかれているとも言えます。
ストレスも腸の細菌叢に変化をもたらします。

そしてそのような環境やストレスは、
同じ人間でも、
今日と明日では、
また、
さっきと今とでは、
刻々と変化しそうです。
ブラックボックスです。
栄養の至適量とおなじですね。

ビタミンCのサプリメントを飲むとき、
よく感じますが、
ビタミンCには
便をゆるくする効果があるため
便秘薬として使われることもありますが、
たしかに、
摂りすぎる(至適量を超える)と便がゆるくなります。
しかし、
たとえば、風邪などでのどが腫れて痛いと思うとき、
いつもの量を飲んでも、まったく便はゆるくなりません。
つまり、それだけ、
炎症によって、
体内でのビタミンCの需要が増していると考えられます。


話がそれましたが、
常にとどまることがない、
流動的な、
人体の
必要な栄養摂取量を考えることは難しいことですが、
ただ、それでも、
腸内環境を整えるために、
悪くはないであろう栄養素は、
食物繊維であると考えます。

長くなりましたので、
続きはまた次回。
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