管理栄養士のローカーボ・キッチン

油脂の特徴とプライオリティ

今年も、11月に入りました。
毎年、年末が近づくと思いますが、
光陰矢の如し。ですね。

さて、本日は、わたしたちが普段、
手にすることのできる
食用油脂について整理してみます。

ココナッツオイルやMCTオイル、
グラスフェッドバターなど、
糖質制限の広がりとともに、
さまざな油脂が
エネルギー源として注目されるようになりました。

あわせて
糖質制限の広がりとともに、
脂質=太る

植物性油脂や、サラサラ、ヘルシー
動物性油脂は、どろどろ、良くない
という栄養学の常識も、
間違いが指摘されています。

脂質栄養学の第一人者
奥山治美先生の著書
『本当は危ない植物油』(角川書店)
によると、
真実か否かがすべてである
自然科学の一分野・脂質生化学者として、
動物実験の結果と疫学的な観点に基づいて、
健康に良いあぶら、悪いあぶらの判定を
されてこられる中で、
「企業に都合の悪い論文はほとんど無視されています。」
と著書の中で述べられています。
「なぜそうなるのか。「企業の利益追求」それだけです。」
とも。
そして、その背景には
御用学者の存在が明確に見えていることと、
食用油脂の問題は、
畜産業と深く関わっていて、
大豆、菜種、コーンなど濃厚飼料の副産物=余った油を
「どうにかして人に食べさせようとしています。
これが現状です」
とも書かれています、、。

「安い畜産物(食肉や乳製品)を楽しむために、
どれだけの犠牲を払おうとしているのか、
「植物油は安全」という神話に惑わされず」に、
自衛できる油脂の選び方が、
書かれています。


結論からいうと、
避けておきたい
健康に悪いあぶらは
サラダ油と言われる植物油全般となっています。
マーガリンやショートニングなど
水素添加された人工油脂=トランス脂肪酸も同じです。

植物油に多く含まれるリノール酸は、
非常に酸化されやすく、
体内で過酸化脂質を生じさせ、
乳がん、大腸がん、前立腺がん、膵臓がんなどの
がんが促進されると言われています。

また、
リノール酸から合成されるアラキドン酸は、
アトピー性皮膚炎や花粉症など
アレルギー疾患にも影響を与えることが指摘されています。

市販の揚げ物、炒め物など外食や中食の過食、
クッキーやビスケットなどの焼き菓子、
パンやサンドイッチ、ドーナッツ、スナック菓子など
植物油やトランス脂肪酸が多く使われる食品の
(さらに、高熱にさらされ、時間がたって、
より酸化したかたちでの)
摂取は、控えたいものです。

糖質制限は、
クッキーやビスケットなどの焼き菓子、
パンやサンドイッチ、
ドーナッツ、スナック菓子など、
糖質が多いという理由で控える結果、
植物油やトランス脂肪酸の摂取も控えられるという
利点もあります。

逆に、
健康に良いと言われるのが動物性の油脂です。

魚油の豊富なEPA、DHAと、
バター、ラード、ヘッドなどの飽和脂肪酸です。

魚を食べるリスクとして
水銀やダイオキシンによる汚染が挙げられますが、
そんなとき役立つのは、
くるみや「アマニ油」など
α-リノレン酸が豊富な食品です。
α-リノレン酸は、体内で、EPA、DHAへと変化します。

バターはグラスフェッドバターなど、
自然に、良く育てられた牛から摂れるものを選ぶのが安心です。

ココナッツオイルやMCTオイルは、
摂取後、速やかにエネルギーになるとして人気です。
速攻エネルギーとなる中鎖脂肪酸を
比較的、多く含むのがココナッツオイル。
100%含むのがMCTオイルです。

糖質制限の目的が、
あらゆる生活習慣病の元凶となる肥満を解消し、
糖尿病やがん、アルツハイマーなどの
現代病の要因とも言われている食後高血糖を防ぎ、
健康を維持することであるならば、
その実践は、
できれば、
良い食材や
良い油脂で行うことも、重要かと思います。

脂質からエネルギーを摂取する場合、
外食や中食からの酸化したリノール酸の摂取は極力さける。
くるみと「アマニ油」などα-リノレン酸の摂取を最優先に。
その上で、
魚を食べる、肉を食べる、
アーモンドなど種実をおやつに食べる、など、
脂質だけでなく、
タンパク質やミネラル、ビタミンなども摂取できる
食品からの摂取の後、
最後に、
標準体重を糖質制限でキープしたい、
あるいは、
やせがあるのに運動したい、
成長期やアスリートなど
糖質の過剰摂取にならない範囲で
油脂からもエネルギーを入れたい、など、
エネルギーが必要な場合は、
MCTオイルやグラスフェッドバターなど
良質なエネルギー源としての
脂質をとりいれるのが、
糖質制限も栄養摂取もカロリーコントロールもできる
油脂の選び方と摂り方であると考えます。
スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)