管理栄養士のローカーボ・キッチン

高血糖と夏バテとミネラル

連日、全国で、猛暑や豪雨に見舞われています。
昨日は地元、吉祥寺におりましたが、
ヨガの帰り、
突然、空が暗くなり、
強い風が吹き始めたかと思うと、
豪雨が降り、雷が鳴りだし、
地域によっては大きなひょうも降ったようです。

自然の猛威、
気をつけようがないですが、
できる限り気をつけるしかないですね、、。

健康のために、
なにをどう食べるかは、
自分で考え、
自分で、比較的、手軽にできやすい対策です。

猛暑になると、
ビアガーデンでビールをジョッキで美味しそうに飲む光景や、
アイスクリームやかき氷で涼をとる光景がニュースで流れます。
冷たいそうめんやそばなど麺料理も、
昼食や夕食のメニューに食べやすいと思われます。
しかし、これらの食品に共通している栄養素の特徴は、
糖質が多く、痩せないほど、場合によっては太るほど、
エネルギーは得られるかもしれませんが、
たんぱく質やミネラル、ビタミンなどの
心身の材料として欠かせない栄養は乏しい、ということです。

『「糖質制限」その食べ方ではヤセません』にも書きましたが、
高血糖状態が続いていた方はとくに、
ミネラルの摂取が非常に重要です。

カリウムやマグネシウムは、
血糖が高い状態では尿中への排泄が促進します。

カリウム、マグネシウムは、
筋肉の動きに欠かせないミネラルなので、
不足すると、
こむら返りなど筋肉の不具合を起こしやすく、
心不全など命に直結する筋肉へのミネラル補給は、
長いあいだ高血糖を患ってきた糖尿病の方にとっては、
糖質制限に加え、非常に重要なアプローチとなります。

さらに夏場は、発汗によって
カリウムやマグネシウム、鉄など、
ミネラルが失われやすくなります。

外食が多い人は、
精製された食塩からナトリウムだけを過剰に摂りやすく、
カリウム不足に拍車がかかります。

ストレス、コーヒー、アルコール、甘いものも
カリウムを減らします。

マグネシウムや亜鉛も、
大量のアルコール摂取で不足します。
糖質オフのハイボールだから、焼酎だからと、
飲み過ぎはよくありません、、
(耳に痛いです、、)

また、マグネシウムは、
肉の加工品に含まれるリンを多く摂ると、
吸収が妨げられます。
糖質が少ないし、便利だからと、
ソーセージなど肉の加工品を
たんぱく質(おかず)がわりに食べるなら、
その量を減らすか、
マグネシウムを増すかしておいた方が無難です。

血糖コントロールは、
主食を抜くなどの糖質制限で、
手軽に、リアルタイムにできますが、
糖質制限の結果の栄養摂取が重要です。

そのほか、
マグネシウムの不足に注意が必要なのは、
乳製品を多く摂る方です。
乳製品は、ミネラルのうち、
カルシウムだけを多く含みます。
しかし、
マグネシウムとカルシウムはセットではたらく
「ブラザーイオン」です。
一方をたくさんとればいいというわけではなく、
そのバランスが大切で、
マグネシウム1:カルシウム2

マグネシウム1:カルシウム1
などが理想的な比率であるといわれています。

マグネシウムの豊富な食材は、
大豆製品、
ごま、アーモンドなどの種実類、
干しエビ、いわしの丸干し、乾燥わかめ、あおのりなど、
海産物が干されたもの
などに豊富です。

そしてこれらのマグネシウムが豊富な食材は、
あわせて、カルシウムも含むのが特徴です。

カリウムも、
大豆製品や
刻みこんぶやおぼろこんぶなどの海藻類をはじめ、
野菜、魚に豊富です。

亜鉛は、
インスリンの構成成分でもあり、
糖質摂取=インスリン分泌に深くかかわる重要なミネラルです。
亜鉛は、
かき、肩肉、するめ、うなぎ、帆立貝、レバーなどに含まれます。


血糖コントロールのために糖質をいかに減らすか、
だけでなく、
血糖コントロールのために糖質をいかに利用するか、
という観点からは亜鉛の摂取は非常に重要ですし、
夏場の発汗、
外食、加工食品の過食、
アルコール、コーヒーなどの嗜好品、
糖質摂取による高血糖など
失われやすいミネラルの対策も考えておきたいものです。
スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)