管理栄養士のローカーボ・キッチン

それでも糖質は良くない。

日本人の糖尿病の食事療法に関する
日本糖尿病学会の提言 2013年3月 日本糖尿病学会
が発表されました。

その論理的な矛盾に関しては、
すでに、
日本における糖質制限理論の第一人者、
江部康二先生のブログで、
見事に反論されています。
http://koujiebe.blog95.fc2.com

糖質が、
ヒトの消化管機能に適応していないことは、
イギリスの栄養学の教科書
「ヒューマン・ニュートリション」にも明記されています。
糖質制限食の安全性に対する長期的なエビデンスとして、
400万年の人類の歴史の中で、
399万年もの間の
糖質制限食による人類の進化という事実は
どのように考えるのでしょうか。

いったん、できあがってしまった
既得権益、常識、権力が、
なかなか動きたがらないのは、
原発事故をみても、
教育問題をみても、
現代社会の、
あらゆる構図に共通しているかのようです。

中でも、
科学が、
エビデンスではなく、
政治的判断で動くとしたら、
恐ろしいことです。

糖質制限理論を考えると、
あたかも、
天動説と地動説のようです。

いずれ、
糖尿病の方に糖質たっぷり食を食べて頂いて、
食後高血糖を引き起こさせ、
薬やインスリン注射でそれを抑え、
それを毎食、毎日、何十年も続け、
合併症にすすんだのは糖尿病だから仕方ないんだと
片付けられてしまう
現在の日本の糖尿病の治療食が間違いだったことが、
認められるかもしれません。

カロリー制限食にも長期エビデンスがないことが
明確なのであるならば、
せめて、
糖尿病の患者さんが、
糖質制限食、
カロリー制限食、
選べるようになって欲しいものです。

エネルギー比率に占める炭水化物の割合60%という
日本糖尿病学会の食事療法を守る限り、
我が家の糖尿人は、
毎食、200mg/dlをゆうに超える食後高血糖を引き起こします。
その都度、投薬で、
目先の血糖を無理矢理下げたところで、
いずれ、投薬の量が増え、
効きが悪くなり、
インスリン注射が導入され、
合併症は免れないでしょう、、。

そもそも、
長期的エビデンスというときの長期とはいったい、
何年?
何十年?
人類の進化の歴史のごとく、
数百万年?
なのかわかりませんが、
人生100年足らずの中で、
糖尿病を発症した後の数十年、
糖質制限食で、
投薬もなく(あっても最低限で)
肥満も解消され、
脂質代謝異常の数値も改善し、
肝機能の数値も改善し、
元気に過ごしていられるのは、
エネルギー制限食ではなく、
糖質制限食だという
これまでの常識をくつがえすような
多くの実感があるのは事実で、
だからこそ、
糖尿病学会は、
わざわざ、
糖質制限食は勧められないと、
提言しなくてはいけなかったともとれます。

食後高血糖が、
糖尿病だけでなく、
がん、アルツハイマー、動脈硬化、老化など、
多くの点で健康に有害であることが世界的に強く指摘されているなか、
それでも、
常識がくつがえるのは困る何か、
糖質の摂取が減ると困る何か、
投薬が減ると困る何か、
何か、強い力があるのかもしれません。
しかし、
文化と科学はわけて、
それが今までの常識や構図をひっくりかえすとしても、
事実はいずれ受け入れなければならないことは、
歴史が証明しています。

ガリレオではありませんが、
わたしは言いたいです。

「それでも糖質は良くない」と。

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コメントコメント


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完 璧!

う~ん、うなります。名文です。
きっと、美味しいものを食べて、脳も身体もベストコンディションなんですね。

さて、今日は、この欄をお借りして、告知をさせていただきます。
摂津のエクレアさんの「低糖質パン作りの講習会」は、以前、ここで紹介がありましたが、
月末に、北九州でも開催されます。

お近くの方は、いかがですか。
ふわふわの美味しいパンを作りませんか。

2013.3.30・31

①30(土)14:00~ 残席2
   歓迎会18:30~
②31(日)10:00~ 残席1
③31(日)14:00~ 残席4

参加費:3500円
歓迎会費:5000円

場所:北九州市戸畑区新池1-4-5 三島塾

参加ご希望の方は、
090-2391-4923
三島まで。

北九州 三島 | URL | 2013/03/23 (Sat) 09:26 [編集]


ワイン糖質含有量 その-2

コメント有難うございました。スーパー・コンビニで入手出来る低糖ワインですが、昨日超地元代表ブランドの「神戸ワイン セレクト」やチリ産有機ワインも反応OKでした。いずれも(たまたまでしょうか合格合計4種共に)カヴェルネ・ソーヴィニオン種でした。手頃であり嬉しい限りです。

伸之介 | URL | 2013/03/24 (Sun) 11:10 [編集]


大柳先生、ほんとうにそう思います

江部先生のブログでのお言葉は
「糖尿病を完治させる / やまんば」さんのブログでもアップされていますよね

●Dr江部の日本糖尿病学会の糖質制限食批判への反論
http://ameblo.jp/yamnnbbaa/entry-11324884182.html


この、やまんばさんもおっしゃってる、江部先生のお言葉

『「糖尿病が確定している人に、経口ブドウ糖負荷試験は禁忌である。」
ということが医学界の共通理解なら、糖質を80g×3回/日摂取させる「カロリー制限・高糖質食」は、何故糖尿人には禁忌とならないのか大変疑問に思います。』

は、まさに正しいと思います


わたしも糖質制限食を行なう一人として、正しい知識が世の中に広がることを望んでいます


love☆KISEKI

キセキ | URL | 2013/03/24 (Sun) 23:34 [編集]


Re: 完 璧!

北九州 三島さま

三島さんに文章をお褒め頂くなんて、
なんと光栄な!恐縮します、、。
エクレアさんの講習会のご案内、
有り難うございます。
前回もとても好評でしたよ!


> さて、今日は、この欄をお借りして、告知をさせていただきます。
> 摂津のエクレアさんの「低糖質パン作りの講習会」は、以前、ここで紹介がありましたが、
> 月末に、北九州でも開催されます。
>
> お近くの方は、いかがですか。
> ふわふわの美味しいパンを作りませんか。
>
> 2013.3.30・31
>
> ①30(土)14:00~ 残席2
>    歓迎会18:30~
> ②31(日)10:00~ 残席1
> ③31(日)14:00~ 残席4
>
> 参加費:3500円
> 歓迎会費:5000円
>
> 場所:北九州市戸畑区新池1-4-5 三島塾
>
> 参加ご希望の方は、
> 090-2391-4923
> 三島まで。

tamami oyanagi | URL | 2013/03/26 (Tue) 07:45 [編集]


Re: ワイン糖質含有量 その-2

伸之介さま
ワイン、調べると面白いですよね。
写真を載せられるようになったので、
わたしもチェックして美味しかった
糖質オフワインのエチケットを写真でアップしていきたいと思います!

tamami oyanagi | URL | 2013/03/26 (Tue) 07:46 [編集]


Re: タイトルなし

キセキさま

コメント、感謝。
有り難うございます。
大変、心強いです。
> 「糖尿病を完治させる / やまんば」さんのブログでもアップされていますよね
そうですか!さっそくみてみます!!

tamami oyanagi | URL | 2013/03/26 (Tue) 07:47 [編集]


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| | 2013/03/29 (Fri) 11:31 [編集]


Re: 質問です

白石BJさま
いったん出来上がってしまった常識は、
なかなか、受け入れがたいのでしょうね、、。
> 【低炭水化物食ですぐに体重が落ちるのは、体脂肪が減っているからではなく、グリコ-ゲンと水が減っているから云々】
グリコーゲンの貯蔵量など、
体重50kg、体脂肪20%の型でも、250g前後程度の重量です。
食事からの糖質の摂取を控えた結果、
人体は、
血糖ーグリコーゲンではなく、
脂肪ーケトン体をエネルギーとして使う結果、
体脂肪が減少して痩せます。
そして、
ヒトは、糖質をメインに摂取してきていないことは、
人類400万年の進化の過程が証明しています。
ましてや、現代のように、
精製された、加工された、品種改良された
消化吸収のよい糖質を、
毎食、おやつにと日に何度も摂取している方が異常事態です。

tamami oyanagi | URL | 2013/04/01 (Mon) 11:32 [編集]


長期的イビデンスと言われますが、狩猟採集時代の人間は健康で長寿とはとてもではないがいえません。むしろ農業革命によって、定期的に穀物を摂取できるようになったので、人口爆発が起き、平均寿命も増大したのです。糖質制限食の支持者は、奇妙な「狩猟採集時代」賛美がありますが、彼ら彼女らが生の木の実を主食にしているかというとそんなことは一切ないわけです。

HSG | URL | 2014/02/02 (Sun) 01:35 [編集]


Re: タイトルなし

HSG さま

コメント、有り難うございます。
大事なことなので、
わたくしのスタンス、というか想いを、
記事にしてみたいと思います。

> 長期的イビデンスと言われますが、狩猟採集時代の人間は健康で長寿とはとてもではないがいえません。むしろ農業革命によって、定期的に穀物を摂取できるようになったので、人口爆発が起き、平均寿命も増大したのです。糖質制限食の支持者は、奇妙な「狩猟採集時代」賛美がありますが、彼ら彼女らが生の木の実を主食にしているかというとそんなことは一切ないわけです。

tamami oyanagi | URL | 2014/02/05 (Wed) 12:43 [編集]


 
 

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