管理栄養士のローカーボ・キッチン

5月のバラと想う事

5月のバラ

5年ほど前、ミニバラを購入し、育てています。

冬になると、毎年、
もう枯れちゃったんじゃないのかしら、
と思えるほどなのですが、
毎年、
春になると鮮やか瑞々しい若葉をぐんぐんのばし、
5月頃、きれいな、かわいらしい花を咲かせます。
今朝、ベランダに出てみると、、
今年も咲いていました!

さて、
最近、またまた、
アンフェアな糖質制限食の論文などが多いようですね。

論文の誤りは、
江部康二先生のブログ
「糖尿病徒然日記」で、
江部康二先生が
ひとつひとつ、
科学的に、
理路整然と反論されておられます。

わたしは、
糖質制限食を否定する理由として、
科学的な誤りはもちろんのこと、
論理的な誤りが、
気になるときがあります。

例えば、
糖質制限食は、
米食を文化とする日本人の嗜好的な側面から続けにくい、
という理由が、
糖質制限理論を否定する理由になるでしょうか?
ということです。

ある理論が科学的に正しいか正しくないか、
という話と、
その理論を実践できるかできないかという話しは
まったく論理のステージが違いますので。


そして、今こそ、
科学を、
日常の食卓に落とし込む際の、
実践の専門家の本領発揮のときかと思います。

そもそも管理栄養士とは、
そういう職業ではないかというのが持論です。

医師でもなく、
料理研究家でもない。

医師と同等の医学知識を持っていても、
それを実際に、
患者さんひとりひとりの
味覚や食環境、価値観などを学びながら
具体的に何をどのように食べるかを
お伝えできなければ、
その存在意義はありませんし、
逆に、
糖質制限食の料理も、
カロリー制限食の料理も、
依頼があれば
その科学的根拠がどうであれ、
美味しいレシピを考案できるのは、
料理研究家の立派なお仕事かと思います。

科学的な正しい理論にもとづく栄養学を、
日常の食材や料理に落とし込む、
科学者としての管理栄養士の立場こそ、
とくに、糖質制限食の実践において、
必要です。

なぜなら、
食後高血糖が健康に有害であることが世界的に指摘されるなか、
糖質制限食は、
制限するのが糖質だからこそ、
あれも食べられ、
これも食べられます。

エネルギー制限食よりも、
工夫次第で、
あれこれ楽しみが広げやすいのが特徴です。

そして、
減量なのか、
糖尿病の血糖コントロールなのか、
患者さんの目的にあわせて、
適宜、
好きな糖質を楽しむという選択肢も提案できます。
そのときだけ、
お薬と上手につきあっていく方法も
医師と相談しながら検討できるのです。

わたくしは、
とうに日本栄養士会を出て
ひとりで活動しておりますので、
管理栄養士の仲間も少なく、
孤立無援、孤軍奮闘でここまできましたが、
最近は、わたくしの講演会に参加してくださる、
とくに若い管理栄養士さんの
科学的な知性と、
常識にとらわれない柔軟さを、
心強く感じる機会が増えました。

そのような栄養士が集まって、
日本の栄養学を、
科学へと押し上げていけたらと、
強く思う今日このごろです。
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コメントコメント


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日々の孤軍奮闘、本当に頭が下がります

独学で糖質制限食を始めて2年以上が経ち、どうにか財布と家族の嗜好に負担をかけないように取り入れていくにはどうしようかと日々悶々としています

あらてつ氏のブログにも書きましたが、お米を神格化しすぎているきらいがこの方法の妨げになっていると感じています
歴史的背景や当時の栄養状態(コメの食べられ方)そして消費エネルギー(生活様式)、そういったものを一切無視して
まずお米ありき、のような感情的論調って収集のつけようがないことが多いのが疲れますよね

著書を買ったり、ほそぼそと糖質制限食を日々実践するしかできませんが、先生をこれからも応援していきます!

caorita@日傘出動 | URL | 2013/05/01 (Wed) 15:19 [編集]


本当に先生の活動には頭が下がります。

そして、先生の存在はとても有難く、感謝しておりますし、
だからこそ、頼りにもしています。

なかなか正しい事を正しいと信念を持って貫き通すのは
大変な事ですよね。

私はアロマテラピーのインストラクターで、
解剖生理学や健康学なども勉強しましたが、
からだのメカニズムを知れば知る程、
現代の糖質中心で油悪者の食生活の矛盾を感じ、
それなのに、何故医療関係者や栄養管理士さん方は
糖質過多の現代の食生活に疑問を感じないのか
不思議に思うばかりです。

完全に洗脳され、便利さと嗜好性優位な為に
自ら考える事を放棄しているような気がしてなりません。

幾ら科学的根拠を提示しても、結局は、「好きだから無理」って感情論で
切って捨てられます。

出来る、出来ないと、正しいか否かは先生がおっしゃる通り
別モノなのに、別々に考えられなくて、だから否定するんでしょうね。

以前よりも痩せて元気いっぱいなのに、いまだに、
糖質摂らないと体に悪いって言われるので困ります。

脳が働かないって、それが本当なら、2年近く続けてるから、
頭働かなくてヘロヘロになってますよねぇ。
でも現実は以前よりも記憶力が増し、資格試験にも合格し、
アラフィフなのに30キロも痩せて皺ひとつなく、
お肌ツヤツヤ。。。
どこが悪いって言うんでしょうねぇ。

と言うことで、これからも頑張って下さい。
応援してます。
先生の講演会も、都合が付いたら是非参加したいです。
その時に、お会いできたら嬉しいです。(^^)

春巻 | URL | 2013/05/01 (Wed) 19:28 [編集]


孤軍奮闘

大柳先生 他の方があまりやっていない事、お手本の無い事をして行くと言うのは、やりがいもありますが、時には孤独で苦しい事もありますね。
私も業界からは、異端扱いで、反応も冷ややかですが、受講された方の感謝の言葉を耳にする度に、これで良かったと思う事が出来ます。

それにしても最近生活習慣病の原因や対策をテレビ・ラジオをで、解説する医師の大半が、判で押したように「食生活の欧米化」としか言いません。
本当にそうなら、私は光を完全に失い、動けない身体になっていたでしょう。
私にあった食生活と出会った事で、全国?を1人で移動する事出来ます。

摂津のエクレア | URL | 2013/05/01 (Wed) 21:13 [編集]


Re: タイトルなし

caorita@日傘出動 さま
いつも有り難うございます。
とても心強いです。

> あらてつ氏のブログにも書きましたが、お米を神格化しすぎているきらいがこの方法の妨げになっていると感じています
まさに、同感です。

tamami oyanagi | URL | 2013/05/03 (Fri) 08:20 [編集]


Re: タイトルなし

春巻 さま
コメント、とても心強い想いでいっぱいになりました。
有り難うございます。

> 以前よりも痩せて元気いっぱいなのに、いまだに、
> 糖質摂らないと体に悪いって言われるので困ります。
ほんとうに、、。
わたしは比較的早くに実母を亡くしているのですが、
母が生きていたら、
多分、
お米食べないなんて絶対よくない!と怒られるだろうなと、
ふと思います。
でも、それでもわたしは糖質制限しますけどね(笑)

> 先生の講演会も、都合が付いたら是非参加したいです。
> その時に、お会いできたら嬉しいです。(^^)
ぜひ!!
そのときは、もしよろしければ、お声かけてくださいね!

tamami oyanagi | URL | 2013/05/03 (Fri) 08:24 [編集]


Re: 孤軍奮闘

摂津のエクレアさま

> 私も業界からは、異端扱いで、反応も冷ややかですが、受講された方の感謝の言葉を耳にする度に、これで良かったと思う事が出来ます。
これはとても大きい励みになりますね。
わたしも同じです。
やはり、患者さんや、
レシピ本などで読者の皆様から痩せて体調が良くなったという実感が、
何よりの励みになっています。

> それにしても最近生活習慣病の原因や対策をテレビ・ラジオをで、解説する医師の大半が、判で押したように「食生活の欧米化」としか言いません。
そう、この
食の欧米化って言葉、
都合がよい言葉ですね、、。
バランスよく、
というのも、都合が良い言葉だと感じています。

tamami oyanagi | URL | 2013/05/03 (Fri) 08:26 [編集]


こんにちは。今日も必死に栄養学学んでいます。
ブログ、感動いたしました。
うちの栄養学科のドンは日本糖尿病学会の方らしく、授業内ではよく糖質制限理論を否定され、悔しい思いをしていました。
しかし最近少しづつですがやっと理解をし始めてくれたようで、私へのあたりが柔らかくなってきた気がする今日この頃です。
これから管理栄養士を目指す学生として、大柳先生と糖質制限理論に出会えて本当に幸せです。
大柳先生のような真っ直ぐでかっこよくてキラキラしている素敵な管理栄養士になれるように、明日も勉強頑張ります!!!
私は大柳先生に一生ついてかせて頂きたいと思っているので、これからもどうか宜しくお願いいたします!!!

果の実 | URL | 2013/05/09 (Thu) 17:15 [編集]


Re: タイトルなし

果の実 さま

> こんにちは。今日も必死に栄養学学んでいます。
心強い!
先日、管理栄養士国家試験の合格発表でしたね。
がんばって下さいね!


> うちの栄養学科のドンは日本糖尿病学会の方らしく、授業内ではよく糖質制限理論を否定され、悔しい思いをしていました。
でも、授業で、糖質制限食が話題になるとは!!
ある意味、すごいですね!!

> 私は大柳先生に一生ついてかせて頂きたいと思っているので、これからもどうか宜しくお願いいたします!!!
こちらこそ宜しくお願い致します。
共に歩んで参りましょう!

tamami oyanagi | URL | 2013/05/10 (Fri) 06:45 [編集]


 
 

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