管理栄養士のローカーボ・キッチン

金沢講演会のご報告

先週は、
金沢と東京を行ったり来たり
過ごしておりました。

12日は金沢市にある
医王ヶ丘クリニックへ。
医療スタッフの方々に、
血糖コントロールのための糖質制限の仕方、
エネルギー源としての糖質の選び方と摂り方に加え、
タンパク質や脂質、食物繊維の摂り方について、
患者さんに食事指導を行う際の
ポイントをお話しさせていただきました。

15日は、栄養療法における医師が行う
血液検査データの解釈をふまえ、
生化学データと照らし合わせながら、
食事記録をどう深読みし、
栄養と食事の指導を行うのかを、
医師、医療スタッフ、そして認定ONPの方々へ、
お話しさせていただきました。

医師は、たくさんの患者さんの診察でお忙しいことが多く、
管理栄養士をはじめ、
コメディカルによる
食事記録や食生活の的確な読み取りは、
患者さんへの丁寧な治療や食事と栄養指導のアセスメントとして
重要であると考えます。

患者さんが、
実際に何をどのくらい食べているのか、
どのような環境で食べているのか、
(車中でしか食べられないのか、
ランチは1人で行けるのか、誰かと一緒なのかなど)
買い物ができるのか、
できるとしたら
スーパーにいけるのか、
深夜のコンビニなのか、
料理や買い物は誰がするのか、
そして、
嗜好など、
食事記録用紙には書かれていない
患者さんの治療にとって大切な情報があるならば、
そこを読み取る技量も重要です。

そして16日は、
本多の森ホールにて、
一般社団法人オーソモレキュラー.jp主催
「女性の未来は食事で変わる」と題して、
新宿溝口クリニック院長
溝口徹先生より
脳の栄養について、お話しをいただきました。
腸内環境がもたらす甘味への欲求や、
鉄不足がもたらす多くの不定愁訴は、
女性に限らず家族みんなが知っておきたい栄養のメカニズムです。

講演会の共催、演者には、
栄養療法を実践する石川県の
エキスパートドクターがご登壇されました。

いこまともみレディースクリニック
院長 生駒 友美先生

医王ヶ丘病院
精神科医 魚谷 千草先生

小林クリニック
院長 小林 薫先生

新クリニック
院長 新 浩一先生

とりい皮膚科クリニック
院長 鳥居 靖史先生

投薬だけに頼らない、
根本治療を目指し、
栄養を使う治療法=栄養療法(オーソモレキュラー)の
第一人者の先生方です。

 大柳は
血糖コントロールのための、
安心、安全な食事の摂り方のはなしをさせていただきました。

アレルギーや消化不良を招かない
タンパク質の摂り方、

酸化や炎症をおこなさない
脂質の選び方、

ミネラル、ビタミンの重要性、

そして、
腸内環境を健康に保つために気をつけておきたいポイントなど、

ライフステージや、ときには病気によって
必要な栄養素や必要でない栄養素は常に変化することもふまえ、
お話しさせていただきました。

いずれ書籍にて、ご案内させていただく予定です。


美しい金沢の町に桜の花びらが舞う
春爛漫の日曜日にもかかわらず、
800名を超えるみなさんにお越しただきました。

お越しいただきました皆々様、
そして
講演会の開催をサポートしてくださった皆様にも
心より御礼申し上げます。

今後もさらに、
食卓における科学と文化の融合を目指し、
安心安全な栄養と食の情報発信に、
努めて参ります。

さまざまな不定愁訴と栄養素に関して、
執筆させていただきました
こちらの著書もお役立て頂けましたら幸いです。

『食べ方だけで不調をなくす
 〜身体と心を元気にする8つの食事法〜』(宝島社)
https://www.amazon.co.jp/食べ方だけで不調をなくす-TJMOOK-大柳-珠美/dp/4800251966

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筋肉は大事

3月も終わり、
プロ野球、開幕です!
東都大学野球春季リーグ戦も
4月から始まります!

わたしも身体を動かすべく、
先日、甲府へ。
お花見トレッキングへ出かけました。
昨年、蛭ヶ岳へ登山した際にお世話になった
山岳ガイド方にご一緒頂き、
ガイドの方のおすすめの桜峠へ。
残念ながら桜はまだ蕾でしたが、
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山菜やりんどう、スミレなど山野草を鑑賞しながら、
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また、
北岳、八ヶ岳など甲府盆地山の美しい稜線と、
稜線の奥には富士山も見ることができました。
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2016年から
血糖を上げる栄養素は糖質であること、
カロリーではないこと、
食後高血糖こそが、
糖尿病だけでなく、肥満、がん、アルツハイマーなど、
さまざな現代病の元凶のひとつであること、
そして糖質(主食)に偏った食事と
野菜たっぷりで動物性タンパク質や脂質を避ける
いわゆるヘルシー食は、ヘルシーではないこと、
タンパク質や良質な脂質がいかに重要であるか、
真の栄養科学に基づく情報発信に努めて参りました。

当初は少なからずバッシングを受けたこともありましたが、
この11年、
糖質制限というフレーズで、
栄養の科学は、ずいぶん、広がったと感じています。

しかし糖質制限というフレーズは、
制限すべきもの明確ですが、
対象によって、
どのように、どのくらい制限しなければいけないのか、
そして、その結果、
何を、どのように食べるのかは沈黙されています。

その結果、何を、どのように食べるかによっては、
せっかく食後高血糖は起こさないことができても、
別のリスクが高まる結果にもなりかねません。

例えば、
肉食に偏る食事による
必須脂肪酸(オメガ3)やビタミンDの不足、
乳製品の過食によるアレルギーのリスク
食物繊維の不足と腸内環境の悪化、
糖質オフ食品の過食による
人工甘味料など食品添加物のリスク、
作り置きや外食のおかず食の過食による
酸化油脂の摂取などなど。

毎食、血糖を上げるほど糖質を摂取するならば、
筋肉をつける運動を取り入れ、
糖質(血糖)という効率的なエネルギーを消費することも
考えておかなければなりません。

そして、
糖質というエネルギー源のはなしとは別に、
栄養の摂取について考えることこそ重要です。

ヒトにとって、
魚介やくるみに含まれるオメガ3の脂肪酸は
必須脂肪酸であり、
魚介や肉に含まれるタンパク質やビタミンは、
やはり、
それがなくては生命維持できない必須栄養素であり、
そこに、大豆製品が加わると、
カルシウムやマグネシウムなどミネラルもバランス良く、
摂取しやくなり、
さらに、
野菜、海藻、きのこ、こんにゃくなどの
食物繊維の豊富な食品を、
主食代わりに毎食、たっぷり添えることで、
食後高血糖やカロリーの過多を防ぎながら、
腸内環境を整えることにも役立ちます。

糖質をエネルギーとしてどんどん使える筋肉と、
(筋肉は、糖質を制限しても低血糖にならない担保となっている
糖新生のためにも、ボリュームをつけておく方が効果的です)
インスリン分泌にかかわる亜鉛などのミネラル摂取など
インスリン作用を高めておくアプローチも重要です。

糖尿病か否か、
肥満があるか、ないか、あるいは痩せがあるのか、
筋肉があるか、ないか、
タンパク質や脂質の消化能力、
そして
日々の運動量など、
これらを総合的に組み合わせ、
そこに、その方の
嗜好、食環境などを考慮しながら、
プライオリティーをつけながら、
実践できる具体的な食事と栄養の提案に、
今後も努めて参りたいと思います。

そして自分自身も、
食事を整えるだけでなく、
加齢とともに、
ヨガやトレッキングなどを通して、
体と心のバランスを整えながら、
筋肉の維持向上も心がけておきたいと感じています。

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アンチエイジングと栄養

WBCとっくに終わってしまいましたーー。
侍ジャパン、残念でしたが、
準決勝まで健闘し、
数々の素晴らしいプレーやチームワークに
感動しました、、。

今月末から各チーム、開幕戦がはじまり、
4月になれば
2017年度のプロ野球開幕となります。
今年は何度神宮球場へ足を運べるか楽しみです。

さて、昨日は名古屋へ。
歯科、医科の先生方とスタッフの皆様に向けて、
アンチエイジングと栄養について、
お話をさせていただきました。

アンチエイジングとは
老化防止を意味する言葉として、
日本では抗加齢とも言われますが、
一度きりで、不可逆的な人生の中で、
生きている間、
仮に病気の診断名があろうとなかろうと、
自身が元気で、若々しくいられることは、
大切なことであると感じています。

投薬に頼りすぎず、
私たちが自分自身で手軽にできる健康管理が、
食事と運動ではないでしょうか。

食事は、基本、自分でしかできません。
誰かに変わって食べてもらうことはできないわけです。
加齢とともに、それまでと同じ食事をしていて、
血液検査の数値や体脂肪に、良くない変化がではじめたら、
筋肉を落とさない運動も、
始めどきかもしれません。

老化防止のためには、
酸化(さび)と糖化(こげ)をいかに防ぐか、と、
発生したものを除去していくか、が重要であると考えます。

酸化は、ストレスや呼吸によって、
日々、体内で発生します。
そのため、抗酸化栄養が注目されます。
抗酸化栄養は
ビタミンACEです。

ビタミンAは動物性食品にしか含まれません。
ビタミンAは、植物に含まれるβ-カロテンを摂取することで、
体内でビタミンAに変えることもできます。

良質な動物性食品を選ぶこと、
そこに、季節の色とりどりの野菜を添えることは、
アンチエイジングの食卓にもおすすめです。

ビタミンEは、ローストしただけの
アーモンドやくるみをおやつに、
野菜のごま和えや、
食品では、魚にも多く含まれます。
良質なオリーブオイルを選んで、
調理油に使うのもおすすめです。
良質なオリーブオイル自体も
抗酸化作用を持ちます。

ビタミンCは、柑橘系の果物や果物の皮、
ピーマン、ブロッコリーなど一部、野菜にも含まれますが、
電磁波、寒暖差など
物理的ストレスも多い現代人にとっては
サプリメントがあると手軽です。
アスコルビン酸は医療機関で保険でも処方されるものです。

そして糖化を防ぐためには、
毎食、血糖を上げるような糖質の摂り方を見直す必要があります。
精製された糖質の単体摂取はとくに
人体の代謝からみても、不自然です。

ブドウ糖果糖溶液たっぷりの清涼飲料水など飲料。
パンやおにぎり、そば、カップ麺だけといった
精製穀物の単体摂取など。

それに加え、糖質をエネルギーとして使えないような
生活や食事内容にも気をつけたいところです。
運動不足による筋肉の減少。
そして、
インスリンの構成成分や作用に不可欠な、
亜鉛やマグネシウム、カリウムなどのミネラル不足です。

ミネラルは、
魚介、大豆製品、海藻に多く含まれます。

ミネラルは、
高血糖の状態や、
精製塩、うまみ調味料などで失われます。

出来合いの惣菜や外食など、
加工食品の過食を見直すことが何より重要です。

その上で、
魚介、大豆製品、卵、そして
緑黄色野菜や黒大豆、緑茶、唐辛子、
糖質をとるなら、
ブルーベリー、そばなど
動植物がもつ色素成分を色とりどりに組み合わせた
シンプルな毎日の食卓をいかに実現していくか。

忙しいとはいえ、
毎日の食事は、
自分のからだをつくる、
大切なことです。

便利だから、安いからと、
食を企業に任せきりにしてしまうのは、
とくに、その質について、
添加物、トランス脂肪酸、酸化油脂など、
気になるところです。

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健康食を伝統食から考察

東京は、桜の開花が発表されました。

本日は、
WBC、米国との準決勝!
世界一まであと2戦!!
応援したいと思います!!!

高校野球もはじまり、
大学野球も、
プロ野球も、
オープン戦も佳境へ。
4月になれば公式戦が開幕と、
仕事も、ヨガもと、大忙しです。

昨日、
産婦人科 館出張 佐藤病院(群馬県高崎市)へ、
栄養のお話をしに、
行ってまいりました。

糖質制限という栄養科学を、
糖質制限という言葉に含まれない
何を、どう食べるかという側面から、
お話してきました。

野球をはじめアスリートや成長期など、
肥満がなく、エネルギーが必要な方にとっては、
脂質は安定したエネルギー源として有効ですが、
糖質は効率的なエネルギー源ともいえます。

いずれにしても、
エネルギーを糖質から得るのか脂質から得るのか、
というエネルギーに特化した話ですが、
大事なことは、
タンパク質やビタミン、ミネラルなど、
栄養の摂取です。

伝統食と言われる世界の食(栄養)について、
調べていますが、
例えば、
縄文時代は穀物を食べていたから、
だから穀物がいいんだ、
という論もあるようですが、
穀物からのエネルギー摂取は精一杯のはなしで、
ヒトという生物にとって
生命維持に必須の栄養素である
タンパク質と脂質が重要であることは
栄養科学です。

世界の健康食といわれる伝統食は、
海産物が中心なもの
家畜に依存したもの
まったく植物性がないもの
豊富な果物、野菜、穀類、豆類のあるものなど、
何を食べているか、は地域によってまちまちですが、
共通点は、
白砂糖や精製された穀物はとっていないこと
加熱殺菌した牛乳やスキムミルクはとっていないこと
精製や水素添加した植物油はなかった
に加え、
なんらかの動物性食品、塩は必ず入っていた
乾燥、塩蔵、発酵による食品保存がされていた
ということです。

糖質制限も、
脂質(ケトン体)=エネルギーの話から、
そろそろ、
総合的な、栄養科学で、
何を食べるかを組み立てる時期であると考えてきましたが、
来月には発表できる予定です。
改めてご紹介させていただきます。

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「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善

今週は、自宅にこもって
ずっとスライドやテキスト作りをしております。
なのでヨガもキャンセルし続けております、、、。
東京、吉祥寺は、昨日、雪もすごかったです。
まだ家の屋根や車には積雪が残っています。

そして週末は
沖縄県宜野湾市で糖質制限食の講演会が開催されます。
低血糖症の糖質制限食についておはなしします。

あらかき美容医学研究所主催一般講演会[沖縄県宜野湾市]
テーマ『パニック・うつ・発達障害・不妊症・動悸…低血糖の症状と治し方』※PDFファイル
日時:2016年 11月27日(日) 14:30~16:30(14:00 開場)
会場:沖縄コンベンションセンター 会議棟B1
( 〒901-2224 沖縄県宜野湾市真志喜4-3-1 )
講師:大柳 珠美 先生(管理栄養士)
    定 真理子 氏((新宿溝口クリニック チーフ栄養カウンセラー)
    新垣 弘美 先生(新垣形成外科事務長、あらかき美容医学研究所代表)
定員: 500名
費用: 前売り券 ¥1,500
    当日券 ¥2,000
お申込み・お問い合わせ
http://www.orthomolecular.jp/wp/wp-content/uploads/d6074b34cdcbae1b9fca1dadb2e2a375.pdf

12月4日(日)は
大阪で栄養療法の講演会が開催されます。
こちらは定員800名です。
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糖質制限の理論
糖質制限の実践
食事記録の読み取り方と問診のコツなど
まとめた内容は改めてご案内しますが、
糖質制限の実践においては、
とくに長い期間、
高血糖状態が続いていた方は、
抗酸化栄養の摂取も重要です。
また、
長い高血糖期間に
尿中に排泄され続けていたであろう
マグネシウム、カリウムなどのミネラル補給も重要です。
マグネシウム、カリウムの不足は、
心不全、こむらがえり、手足のしびれなど、
筋肉のうごきに影響します。

マグネシウム、カリウムは、
大豆製品全般、海藻全般、そして魚に含まれます。

マグネシウムとカルシウムと一緒にはたらく
ブラザーイオンと言われるミネラルですが、
肉食に偏る食事だと、
肉からリンを多く摂取するので、
リンの摂取によって
カルシウムの不足を招き、
マグネシウムとのバランスがくずれやすくなるかもしれません。

糖質制限で外食が多い方は、
ナトリウムの過剰摂取にも注意して、
ナトリウムの排泄を促す意味でも、
カリウム摂取が重要です。

いずれにしても、
基本は、
主食を食べ過ぎない、抜くなどしながら、
糖質制限によって、
食後高血糖をできるだけ起こさないようにすること。

ましてやトランス脂肪酸やリノール酸と一緒になって
しかもそれらの油が酸化しているであろう
パンやカップ麺、クッキー、スナック菓子からの糖質摂取は、
味覚しか満たされないかもしれません。

国際糖尿病連合が発表している
「食後高血糖に関するガイドライン」には
食後および負荷後高血糖は大血管疾患の独立した危険因子である
食後高血糖は、酸化ストレスを生じ、血管内皮を傷害する
食後高血糖は、認知障害に関係する
食後高血糖は、がん発症リスク上昇と関連する
ことが明記されていますが、

週刊ポスト2016年12月2日号に
『「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善 衝撃の研究結果』
が掲載されました。

「19人の末期がん患者に抗がん剤などの既存の治療と、糖質制限による食事療法を3か月続けたところ、
がんの症状が消失した完全寛解が5人、がんが30%以上消失した部分奏効が2人、進行を制御した例が8人、一方で病状が悪化した例は3人という結果でした。完全寛解率28%、部分奏効や進行制御も含めた病勢コントロール率(治療効果のあった患者割合)は実に83%に達しました」

とのこと。

世界初の臨床研究を行なったのは
多摩南部地域病院外科医の古川健司先生です。

精製、品種改良された消化吸収の良すぎる糖質食品が、
いかに、
ヒトの消化管機能にまだ適応できていないか、
いかに
現代病の発症に関係しているかということを考えさせられる
貴重な研究ではないでしょうか。

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