管理栄養士のローカーボ・キッチン

子どもの主食抜きについて

ご無沙汰しております、、。

夏、
仕事の合間ができると、
昼は高校野球、
夜は神宮球場、
と、
合間が野球で埋まってしまう分、
ヨガにも行けていません、、

昨日は、神宮球場で、
今シーズン最後となる恒例の5回裏に打ち上がる
花火をみることができました。
そして劇的な逆転勝ち。でした。

さて、
糖質の摂りすぎによって、
肥満や糖尿病など
生活習慣病のリスクが高まることは、
広く知られる栄養科学の常識になりつつ、
いや、もはや、なった、ようにも思います。

糖質の摂りすぎというとき、
とくに問題になる糖質は、
カップ麺、菓子パン、食パン、
そばやそうめんやうどんなど、
精製加工されすぎた糖質であると考えています。

そして、
精製加工されすぎた糖質の単体摂取や運動不足の結果、
タンパク質、ビタミン、ミネラル不足によって、
糖質のダブつき(糖質をエネルギーにできない結果)が生じ、
食後高血糖が続き、
生活習慣病へと繋がっていきます。

糖質が良くない!
というイメージが先行したり、

狩猟採集時代が長い人類には、
農耕=糖質摂取が適していない!
というヒトの進化の過程の栄養摂取の
一側面的事実がクローズアップされたりすると、

なら、
子どもにも糖質制限が必要ですか、
というご質問をよく受けます。

結論から言うと、
肥満がない
(蓄えているエネルギーが少ない)
成長期の
(タンパク質やオメガ3など心身の材料となる栄養素が必要な)
子どもであれば、
まずは
タンパク質やオメガ3(EPA、DHA=魚)、
ビタミン、ミネラル、そして食物繊維がある
おかずをしっかり確保した後に、
糖質を、
手っ取り早いエネルギーとして、
もはや、狩猟採集時代ではないのだから、
その恩恵を、
上手にプラスしていくのが
スマートではないかと考えています。

なくてもいいもの、
という、
ギリギリの栄養摂取の考え方もありますが、
あるならあったほうがいいもの、
という、
よりよい状態を目指す栄養摂取の考え方もあります。
オーソモレキュラー療法(栄養療法)も同じ考え方です。

オーソモレキュラー療法(栄養療法)は、
栄養の過不足を血液検査から医師が読み取り、
栄養の過不足を栄養素(食事とメディカルサプリメント)で補い、
投薬に頼りすぎないち治療を行うだけでなく、
未病のために、
あるいは
アスリートなど
よりよいパフォーマンスのために、
ギリギリの栄養摂取や栄養状態ではなく、
よりよい栄養状態を目指し、維持するものです。

そういう観点からみても、
糖質は
なくても
ケトン体がエネルギーになるからいいと、
エネルギーの話だけに目を向ければ、
教科書的には言えても、
成長期の子どもや、
運動量の多い
からだを作りたいアスリート、
やせのある運動好きの方など、
エネルギーが必要な方によっては、
あると便利なエネルギー源です。

ただし、
よい糖質であること。
加工されていないごはん、雑穀(ひえ、あわ、そばなど)
イモ類、かぼちゃなどの根菜、季節の果物、
麹のノンシュガーの甘酒などでしょうか。

そして、その糖質をエネルギーにできるよう、
インスリンの効きを良くするために、
ミネラルやビタミンと一緒に摂取することが大事です。

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講座のご案内 産経学園(吉祥寺)

本日は、講座のご案内です。

東京、吉祥寺にて、
正しい糖質と摂り方で、キレイに痩せる方法
と題して、
講座が開催され、講師をつとめます。
https://www.sankeigakuen.co.jp/search/detail.php?SC=18&CC=87216&OS=18

当日は、
ワインアドバイザーの
須藤海芳子さんもご一緒に、
当日は、ワインとチースについてもお話いただきながら、
ワインとチーズの試食つきです。

目的や筋肉量にあわせて、
糖質はどこまでオフするのか、

タンパク質をいかに消化管に負担なく選ぶか、

脂質の重要性と、しかし、
目的と運動量にあわせて、
なにをどう取り入れるのか、

腸内環境のために、
食べるべき食物繊維の種類と
乳酸菌について、
そして、
ダイエットだけでなく健康維持にかかせない、
腸内環境のためには、
なにを食べるかではなく、
なにを避けるか、
などなど、
ご自身だけでなく、
ご家族皆さんの健康に役立つ、
血糖コントロールと栄養摂取の具体的な方法を、
わかりやすくお話します。


受講日2017-09-30 土曜日 13:00~14:30
受講料
受講料 2,500円+税
教材費 1,000円+税
施設維持費 100円+税

お申し込みはこちらからどうぞ。
https://www.sankeigakuen.co.jp/search/detail.php?SC=18&CC=87216&OS=18

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糖質制限その食べ方ではヤセません

第99回全国高校野球選手権大会が
本日から甲子園球場で始まります!

先週、
富山県立新湊高校で
成績やストレスも栄養次第!?
と題して、
食事と栄養の摂り方について、
お話をさせていただきました。

新湊高校といえば、
新湊旋風を思い出します。

今年も
筋書きのないドラマが見られますかね〜〜。

さて、本日は、わたくしの友人の記事を紹介します。
「糖質制限その食べ方ではヤセません」を紹介してくれました。
https://run-way.jp/walkers/gourmet/toushitsuseigen/

この本にも書きましたが、
狩猟採集時代という人類の進化の尺度からみた
糖質と血糖値のことだけでなく、
現代社会で何をどう食べるかを科学的に考察することも同じくらい大事で、
その上では、
縄文時代、など、
少し現代に近づいた視点、
民族という体質からの視点も、
役立つと考えています。

『欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』
(講談社)奥田昌子著
栄養科学を総合的にデザイン、実践する上で、
とても勉強になります。

本の中には、
糖質制限に関する記述もありますが、
わたしは、
誰が、なんの目的で糖質制限を行うかという視点で、
糖質制限の是非は論じられるものだと考えています。

糖尿病や反応型の機能性低血糖症になってしまったら、
肥満になってしまったら、
糖質制限による血糖コントロールしか
食で健康を叶えられないということになりますし、
予防医学の観点からみれば、
質の悪いジャンクな糖質の摂取を控えることを
優先課題としたほうがよいと思われます。

そして、
糖質制限の結果、
なにを食べるかによって、
その食べ物や、食べ方が、健康科学上、悪いとしても、
それを理由に、
糖質制限の理論を否定するのは、
論がずれるのではないかという気もしています。

しかし、
糖質制限の結果、
なにをどう食べるかは、
血糖コントロールとは別のレベルのはなしになりますが、
とても重要です。

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講座のご案内

昨日、夜、神宮球場へ野球観戦に。
日大野球部の栄養サポートを担当させていただいておりますが、
昨夜は、

東京ヤクルトスワローズ
山崎 晃大朗選手。

そして

中日ドラゴンズ
京田陽太選手。

2人の選手(卒業生)を応援することができました。


夏の神宮球場、
恒例の花火も終わり、それでも、
0点vs10点。
もう、勝負がついたかと誰もが思っていたそのとき!
なんと、奇跡の大逆転劇が!!!
いや〜、、感動が、いまださめません、、。

このままだと、
ブログのタイトルが、
「管理栄養士の神宮球場便り」
に変わりそうなので本題といいますか、
本日は、講座のご案内です。

先日、土日、
大阪にて、
薬剤師さんを対象に、
食事と栄養指導について、お話ししてきました。

今週末は薬剤師さん向けのセミナー、
福岡で開催です。

薬剤師さん向けのセミナーはこちらからです。
https://magazine.pha-net.jp/event/info/nutrition/


そのまま週明けには、
富山県の県立高校で、
成績とストレスについての栄養学と題し、
成績アップに役立つ栄養素と
その食べ方について、
おはなししてきます。

そして
栄養療法の基礎と実践を学べる、
有資格医療従事者対象の
オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル講座、
ONP講座から、
この秋、新しく2つの講座が開設されます。

医療従事者として医療機関での栄養指導ではなく、
もっと身近な
ご本人やご家族や友人の健康維持、向上を、
これまでになかった、
まったく新しい栄養の観点からお手伝いできる
理論と実践が学べる講座です。
http://www.orthomolecular.jp/professional/


わたしたちは、
こころも、からだも、食べたもの=栄養素でできています。

生命維持に必須な栄養素という
必須栄養素は生涯を通して、変わりませんが、
ライフステージや年齢、運動の有無、ときには病気によってなど、
その時々でプライオリティーをつけるべき
必要な栄養素は違ってきますし、
必要量も個人差があります。

タンパク質がいいといっても、
その消化吸収能力をみておかないと身になりにくく、
脂質がいいといっても、
とくに液体から油を摂取する場合はとくに、
抗酸化対策も重要です。
少食か大食漢かでは、
食物繊維や水分の摂り方、
食事回数の考え方も違ってきます。
長年、高血糖を患ってきた糖尿病など
血糖調整障害が続いていた方にとっては、
失われたミネラル対策が欠かせません。
また、からだをつくりたい時期のアスリートには、
太るという要素が必要な場合があります。

とくに食と栄養に関する情報は、
ひとつの断片的な情報だけが、
マスコミ(広告)によってクローズアップされがちです。

まずは正しい栄養の科学を総合的に知り、
柔軟に、その都度、
自分でバランスをとっていくことが大切です。

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高血糖と夏バテとミネラル

連日、全国で、猛暑や豪雨に見舞われています。
昨日は地元、吉祥寺におりましたが、
ヨガの帰り、
突然、空が暗くなり、
強い風が吹き始めたかと思うと、
豪雨が降り、雷が鳴りだし、
地域によっては大きなひょうも降ったようです。

自然の猛威、
気をつけようがないですが、
できる限り気をつけるしかないですね、、。

健康のために、
なにをどう食べるかは、
自分で考え、
自分で、比較的、手軽にできやすい対策です。

猛暑になると、
ビアガーデンでビールをジョッキで美味しそうに飲む光景や、
アイスクリームやかき氷で涼をとる光景がニュースで流れます。
冷たいそうめんやそばなど麺料理も、
昼食や夕食のメニューに食べやすいと思われます。
しかし、これらの食品に共通している栄養素の特徴は、
糖質が多く、痩せないほど、場合によっては太るほど、
エネルギーは得られるかもしれませんが、
たんぱく質やミネラル、ビタミンなどの
心身の材料として欠かせない栄養は乏しい、ということです。

『「糖質制限」その食べ方ではヤセません』にも書きましたが、
高血糖状態が続いていた方はとくに、
ミネラルの摂取が非常に重要です。

カリウムやマグネシウムは、
血糖が高い状態では尿中への排泄が促進します。

カリウム、マグネシウムは、
筋肉の動きに欠かせないミネラルなので、
不足すると、
こむら返りなど筋肉の不具合を起こしやすく、
心不全など命に直結する筋肉へのミネラル補給は、
長いあいだ高血糖を患ってきた糖尿病の方にとっては、
糖質制限に加え、非常に重要なアプローチとなります。

さらに夏場は、発汗によって
カリウムやマグネシウム、鉄など、
ミネラルが失われやすくなります。

外食が多い人は、
精製された食塩からナトリウムだけを過剰に摂りやすく、
カリウム不足に拍車がかかります。

ストレス、コーヒー、アルコール、甘いものも
カリウムを減らします。

マグネシウムや亜鉛も、
大量のアルコール摂取で不足します。
糖質オフのハイボールだから、焼酎だからと、
飲み過ぎはよくありません、、
(耳に痛いです、、)

また、マグネシウムは、
肉の加工品に含まれるリンを多く摂ると、
吸収が妨げられます。
糖質が少ないし、便利だからと、
ソーセージなど肉の加工品を
たんぱく質(おかず)がわりに食べるなら、
その量を減らすか、
マグネシウムを増すかしておいた方が無難です。

血糖コントロールは、
主食を抜くなどの糖質制限で、
手軽に、リアルタイムにできますが、
糖質制限の結果の栄養摂取が重要です。

そのほか、
マグネシウムの不足に注意が必要なのは、
乳製品を多く摂る方です。
乳製品は、ミネラルのうち、
カルシウムだけを多く含みます。
しかし、
マグネシウムとカルシウムはセットではたらく
「ブラザーイオン」です。
一方をたくさんとればいいというわけではなく、
そのバランスが大切で、
マグネシウム1:カルシウム2

マグネシウム1:カルシウム1
などが理想的な比率であるといわれています。

マグネシウムの豊富な食材は、
大豆製品、
ごま、アーモンドなどの種実類、
干しエビ、いわしの丸干し、乾燥わかめ、あおのりなど、
海産物が干されたもの
などに豊富です。

そしてこれらのマグネシウムが豊富な食材は、
あわせて、カルシウムも含むのが特徴です。

カリウムも、
大豆製品や
刻みこんぶやおぼろこんぶなどの海藻類をはじめ、
野菜、魚に豊富です。

亜鉛は、
インスリンの構成成分でもあり、
糖質摂取=インスリン分泌に深くかかわる重要なミネラルです。
亜鉛は、
かき、肩肉、するめ、うなぎ、帆立貝、レバーなどに含まれます。


血糖コントロールのために糖質をいかに減らすか、
だけでなく、
血糖コントロールのために糖質をいかに利用するか、
という観点からは亜鉛の摂取は非常に重要ですし、
夏場の発汗、
外食、加工食品の過食、
アルコール、コーヒーなどの嗜好品、
糖質摂取による高血糖など
失われやすいミネラルの対策も考えておきたいものです。

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